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東国原英夫の政治 - テレビのヘゲモニーと新自由主義の巻き返し

東国原英夫_1東国原英夫の立候補騒動について、自民党のイメージダウンだとか、自民党凋落の証拠だとか言っている議論があるが、私はそうは思わない。そう言っているのは「政権交代」しか頭にない視野狭窄の民主党支持者か、日本の政治の実相を理解していない人間だけだ。昨日(6/24)のフジテレビのニュース番組で街頭アンケートの結果が紹介されていたが、東国原総裁に賛成が31票、反対が16票となっていた。東国原英夫が動き、橋下徹が動き始めれば、日本のマジョリティの保守が動く。ネットで民主党の「政権交代」を喧伝しているのは、マジョリティの保守ではなくて実は左翼である。彼らは常に政治の真相を読み違え、8年前は小泉改革を熱狂支持した倒錯の経験もあり、自己の利害や立場とは正反対の政治勢力に期待を託す心理特性を持っている。目前に迫った「政権交代」への渇望が政治認識に投影して、正確な状況の判断と把握を阻んでしまうのである。結論から言えば、マジョリティの保守は、自民党でも民主党でも東国原新党でも何でもいいのだ。  

続きの内容をレジまぐ版に詳しく公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

選挙に向けて政治が大きく動き始めました。予想したとおり、東国原英夫と橋下徹が行動を起こしましたね。東国原英夫と橋下徹が自民党を乗っ取る形で選挙を戦った場合、マジョリティの保守はそちらに靡き、民主党の「政権交代」は確実に相対化され、モメンタムを衰えさせ、民主党の単独過半数は難しい情勢になるでしょう。「公務員改革」と称した自治労攻撃が争点(関心)となり、北朝鮮外交が争点となり、争点はぐっと右に寄り、そして民主党の政権政策を新自由主義側に引き寄せる方向での選挙戦の討論になると予想されます。

自民党を乗っ取る形ではなく新党を作った場合でも同じです。この場合、自民・民主・新党の三つ巴の戦いになり、すなわち、争点は右翼系・新自由主義系の軸に傾き、労働者派遣法抜本改正だとか、生活保護の「水際作戦」の問題とか、障害者自立支援法の問題とか、年金介護の問題とか、そうした問題は顧みられず、社会保障の手当はもっぱら消費税増税で行なえという主張が議論の基軸になり、「民主党の無責任」がマスコミで喧伝される事態になるでしょう。これは、思想状況としては福田内閣以前、安倍内閣の頃の状態への逆戻りを意味します。

ネットで空疎な「政権交代」のワンフレーズ・ポリティックスを扇動しているブログ左翼は、彼らの動きを矮小化して過小評価していますが、4年前の小泉純一郎の郵政政局のときも自民党は分裂し混乱して、選挙で敗北して政権交代を許すだろうと評論家たちは予想していたのです。蓋を開ければ「小泉劇場」が始まり、結果は議席の3分の2が自民党で埋まりました。民主党の「政権交代」もワンフレーズ、東国原英夫の「地方分権」もワンフレーズですよ。どちらも中身などない。そして現在でも、ネットよりはテレビの方が政治世論への影響力は大きいことは間違いありません。

考えるべきは、「マジョリティの保守」の概念と実体ですよね。ここは英国でも米国でもなく、日本なのだから。

東国原英夫_z


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コメント

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No title

先日の記事の通りに展開していますね。ため息が出ます。空恐ろしいものすら感じますね。

東国原や橋下が国民からの全権委任状でも持っているかのように、そして審判者のようにふるまう姿は本当に不愉快です。世に倦む日日さんが指摘するように、そう感じている僕が現実には国民的マインドの少数派だとすれば、言葉もありません。

地方分権だろうが中央集権だろうがとにかく貧困と雇用の問題を何とかしろ!とストレートに言える貧乏人でありたいと思います。東国原と橋下による政治の争点(焦点)の勝手な持ち込みは許せません。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

No title

東国原さんの発言についての感想ですが,児童買春犯が一国の首相にって、ありえない話ですね。
東国原さんは自分自身のしたことを率直に見つめることができない人なんですね。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

No title

本日の主題の最後に【彼ら(東国原英夫・橋下徹)が主役になるとき、『派遣法』や『生活保護』の課題は、確実に総論から後退する】を、悲しみを持って読みました。
この≪小泉劇場≫の再来で、私たち国民は、小泉・竹中の残した【負の遺産】をさらに倍増して、背負わなくてはならないのでしょうか。
悲しみの≪新・東国原劇場≫の舞台で、現在、ほとんどのメディア・テレビが報じない事実があります。

一、1989年12月 9日、言論を暴力で封じようと行って、暴行罪で現行犯逮捕。
一、1998年10月13日、16歳の少女に猥褻行為を行い、条例違反の淫行事件。
一、1999年11月22日、自分の後輩のタレントに対する傷害容疑で、書類送検。

勿論、過去に≪何かの事件≫を犯した人でも、現在は立派に働いて、社会に貢献している人もいます。しかし、地方の宮崎県知事なら、いざ知らず、日本の総理大臣として活躍してもらう人物ですから、日本国民は≪過去・現在とも、瑕疵のない人物≫を選出したいと思います。
その意味で、私は≪東国英夫≫の過去について全く知りませんでした。日本のマスコミ各社は、周知の事実だったか知りませんが、日本の最高指導者【首相の顔】を選ぶ選挙ですから、決して過去をあげつらうのではなく、はっきりと≪新・東国原劇場≫主演のプロフィルは、情報公開してほしいと、思います。
特に、【女性に対する性犯罪】は、世界中で最も嫌悪される犯罪です。


No title

東国原氏についてはコメントするのもバカバカしいので橋下氏について一言。

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071218/lcl0712181204000-n1.htm
2008年1 月の大阪府知事選を前に策定したマニフェストについて、
「高齢者ら社会的弱者の予算が減るかもしれないが、それは仕方ない。大阪を元気にすることを目標にした」と語った、橋下徹。

そういう人間が国政に転身することを期待する人間が50%もいる
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/local/090622/lcl0906222105003-p3.htm
というのはなぜなのか。不思議で仕方ありません。
(この調査は今回の騒動の直前に行われているので、現時点ではもっと高い数値が出てくる可能性が大きいと思います。)
やはり、本エントリーに
>そして現在でも、ネットよりはテレビの方が政治世論への影響力は大きいことは間違いありません。

とある通りで、政治は三流、メディアも三流、有権者も三流、ということなのでしょう。

特にメディアは「視聴率が稼げればそれでよい。日本がどういう方向へ進もうとも。」と考えているとしか思えません。すなわち、小泉劇場が日本に何をもたらしたのか。メディアは何一つ反省していないことがはっきりしました。

そうであるならば、対する野党は、反貧困の政策、反・新自由主義の政策を、「テレビを含むメディア」で地道に発信し続けていかなければなりません。諦めるのはまだ早いと思います。

世論調査について

街頭アンケートは総じて50~100人と数が少ないため、
誤差が大きいです。新報道2001の500人が最低ラインでしょう。

その新報道2001の調査では東知事が東国原知事が自民党から出馬することに賛成が26.4%しかいませんでした。

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