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第三極革新勢力の構想と設計 (3) - 雑感

第三極雑感_1先週末、北九州市で39歳の男性が生活保護を受けられず孤独死した事件が報じられた。私はこの報道が信じられず、目を疑う思いだった。なぜなら、例の「おにぎりが食べたい」と言い残して死んだ男性の事件が起きたのが2007年で、市の対応を弁護士が告発する動きにまで発展し、NHKの7時のニュースで報道され、日本の貧困を象徴する大きな問題になっていたからである。この事件が国民の関心を呼び、NHKの「ワーキングプア」報道があり、さらに昨年からの政府の大型補正予算があって、悪名高い福祉事務所による生活保護申請拒絶の「水際作戦」は、一時期に比べて状況が緩和されていたのではないかと楽観的に想像していた。しかし実際はそうではなかった。行政は何も改善されていなかった。どうして同じ問題が再発するのだろうか。絶望的な気分になる。新聞報道を見ても、市側に特に反省の様子は伺えず、また、記事は市の対応を厳しく批判してもいない。今回、マスコミはこの問題を大きく取り扱わなかった。人の命の問題は放ったらかして、二羽のハトがどうのこうのと瑣末な政界茶番報道に興じ、電波の資源を無駄使いしている。
 

続きの内容をレジまぐ版に詳しく公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

「政権交代」の喧伝は、二大政党制システムの完成に向けての盛大なプロモーションのように響き、二大政党が問題にしてない政策争点がどんどん脇に追いやられ、国民の関心の外に掃き捨てられて行っている感じがします。日本の二大政党制が、新自由主義政党と社民主義政党の二つの対立と競争であれば、まだ問題はありませんが、実際にはそうではなく、二つの新自由主義政党が経団連に向かって「責任政党」ぶりを競い合っている点が問題なのです。山口二郎など政治改革イデオローグの政治学者が、戦後野党(社会・共産)を批判しながら言うところの「責任政党」とは、経団連や資産家が求める政策を実現する政党であって、弱者や庶民の生活に責任を負う政党を意味していません。記事に書きましたが、6/1の民主党と経団連の3年ぶりの「政策を語る会」は衝撃的でした。朝日新聞は「雪解け」と言って評価していますね。

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No title

社民党と共産党がなぜに勢力を失ったかを考える必要もあると思うのです。

すでに把握されているとは思いますが、共産党も民主党も貧困問題(労働問題)よりは戦争に対しての問題意識が非常に高く、この点において戦略の失敗をしたことが今も響いているのだと考えています。

イラク戦争で、自民党が自衛隊派遣を決めたときに
志位委員長が「イラクが、イラクが・・・」と何度もイラク戦争に言及していましたが
聴衆はイラク戦争に対して興味はなく、生活に対しての発言がないことにおばちゃんが文句を言っていたのが今も記憶に残っています。
「イラクより私たちの生活よねぇ」と

赤城智弘氏の「希望は戦争」に対しての既存左翼勢力の反論は
「感覚のずれ」を感じずにはいられませんでした。
あれを読んで「彼らに期待するだけ無駄だな」と思った人も少なくないと思います。

ようやく社民党や共産党が貧困打破を前面に打ち出すようになりましたが
本当に本気で社民党や共産党が貧困問題に取り組むのか?
という疑念がぬぐえません。

今までのやり口をみているとどうしてもそちらに対する比重が高いともあまり思えないのです。

最近の左翼系ブログ

ジョージ・オーウェルの「動物農場」は、革命が達成された瞬間から、当初の理想が腐敗していく・・・、というのがテーマだった。これも人類の宿命・業か、と感じさせたが、「捕らぬ狸の・・・」くらいの段階で、変節されてもなぁ。

ネオリベ・ネオコンと宗教

結論から申し上げれば、革新第三極を形成するには、基本的にはカネが必要です。
カネがなければ、人材も集まらないし、組織もつくれない。
言い換えれば、カネがなくても、人材を集め、強大な組織をつくることができる戦略があるのかないのか、
9条ネットやみどりの会議の挑戦と挫折を教訓にして、考える必要があります。

かつて、社共に代わる革新第三極づくりを試みた人たちがいます。
2004年参院選のみどりの会議、2007年参院選の9条ネットです。
どちらも、1議席も獲得することができずに敗北し、選挙後、事実上、消滅しました。

いかにゼロから革新第三極を形成するのが難しいか。
いかに圧倒的な資金力と組織力をもつ既成政党とこれらの既成政党を支える主要な支持団体の壁が厚いか。
この二つの新党の挑戦と挫折が物語っています。

・自民党=経団連、職域団体、宗教右翼(日本会議系)など
・民主党=連合、生協、市民団体など
・公明党=創価学会
・共産党=全労連など
・社民党=全労協、連合の一部、市民団体など
・国民新党=大樹(旧特定郵便局長会議)など

ところで、あと3ヶ月以内に実施されるであろう総選挙が迫る中、
幸福実現党と称する宗教政党が先日、結党されました。
そして、なんと現時点で、早々と300人以上の候補者を擁立。
小選挙区にもすでに285人の候補者を擁立。
候補者の数だけでは、自民、民主の二大政党の候補者数に匹敵する数です。
しかも、連日、大新聞に広告を出し、宣伝しています。
驚きました。なんという資金力。なんという組織力。

残念ながらこの政党は、革新政党ではありません。
それどころか、「格差社会」を賛美するネオコン・ネオリベ政党です。
彼らの機関誌「月刊ザ・リバティ2007年6月号」にはこんな見出しが躍っています。
>◆インタビュー◆
>努力が報われる国は素晴らしい  金美齢(『日本ほど格差のない国はありません!』著者)
>格差社会でこそ芸術が花開く欧米ではそれが常識  林容子(尚美学園大学准教授)
>昔の格差はもっと深刻だった決して今は悪くない  布施克彦(『昭和33年』著者)
しかも、「格差社会で日本は勝つ 『社会主義の呪縛』を解く」(幸福の科学出版)という本も出版しています。

「(小泉・竹中)改革のエンジンである」と胸をはっていた公明党といい、この幸福実現党といい、
なぜ、宗教政党は、弱肉強食の市場原理主義を肯定し、社会保障・セーフティネットの整備に反対し、格差社会を賛美するのであろうか・・・。

「新自由主義・新保守主義は宗教右翼を包括し抱え込んでいく傾向がある。
だからアメリカのネオコンはキリスト教右翼を、
日本のネオリベ・ネオコンは統一や幸福や幕屋などの宗教右翼・日本会議などを抱え込んでいった」
と指摘する人もいます。

ともあれ、いまいちばん資金力があるのは、宗教団体でしょう。
それに比べて、Bブロック側の勢力は、(自民党本部よりも立派な党本部を建設した共産党を除けば、)
資金力がありません。

Bブロック側の勢力は、カネと組織がない以上、
みどりの会議と9条ネットの挑戦と挫折から得られた教訓を生かした
新たな戦略が必要でしょう。
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