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世論調査とミニ統一選の結果が小沢一郎を代表辞任へ追い込む

小沢辞任_1昨夜(3/24)、9時半過ぎから行われた小沢一郎の涙目の続投会見は、NHKでずっと生中継され、多くの国民が質疑応答を含めて一言一句を見守るところとなった。私の率直な印象は、小沢一郎は必死で同情を買うべく泣き落としに来たなというもので、言葉を選んで曖昧な表現にしていたが、自己の「政治とカネ」の疑惑に対しては責任を認めず、代表続投の許しを得ようと努める迂遠で空疎な言い訳に終始していた。本当なら検察批判を堂々と主張したいところだが、それでは世論に逆効果になるので封印し、そうすると続投を正当化する弁理が何も立たず、言うことに窮して泣きの戦略で突破を図るしかなかった。そういう事情が丸見えになっていた。涙目で憐れみを請う小沢一郎の姿は不様で、同情を覚える気分はどこからも生じて来ない。いつまでこの男に付き合わされるのかという不快で倦怠な感情だけがつのる。今後の予想について、新聞の記事に出てないところを指摘しよう。まず、代表続投を支持するどうかの世論調査がマスコミによって即時実施される。その結果は、遅くとも3/27(金)までに各社から発表される。それは千葉県知事選の2日前である。  

小沢辞任_2無論、政党支持率も同時に調査され発表される。この世論調査結果が3/29の千葉県知事選に影響しないはずはない。週末にかけて、千葉県知事選で負けたときはどうするのかという質問が民主党幹部や関係者に発せられ、マスコミが党内に燻る辞任論を煽り立てる方向に一斉に動くだろう。現在、テレビと新聞は「小沢一郎辞任」で完全に態度を固めていて、特に民主党系の新聞社である朝日新聞の強硬な姿勢が際立って見える。今日の社説でも、「小沢代表は身を引くべきだ」と主張、小沢一郎が説明責任を果たしてない点を厳しく批判し、代表辞任を求めない民主党議員を叱咤している。政界面でも、続投に批判的な議員の声を匿名で前面に出し、恰も辞任論が党内の潜在的多数であるかのような記事を書いている。社説の主張をサポートする「事実」を報道し、社説で示した方向に現実政治を誘導するためである。民主党の議員や関係者や支持者は、朝日新聞の記事や論調の影響を受けやすい。この問題が浮上して以来、幹部の中で岡田克也と前原誠司の二人が辞任論に積極的な立場を示し、執行部の責任を問う構えを見せてきた。二人は権力闘争の党内政局を歓迎している。

小沢辞任_5朝日新聞の意図は一目瞭然で、岡田克也を代表に、前原誠司を幹事長に据えた新執行部体制であり、2年前から濃度を増した左派色を排除して、財界の望む「改革」路線に舞い戻ることである。千葉県知事選に民主党が負けた場合、小沢叩きは激しさを増し、岡田克也と前原誠司を中心とする造反の動きは勢いを増し、枝野幸男や野田佳彦が追随し、玄葉光一郎など冷や飯を食っていた新自由主義系の連中が息を吹き返し、マスコミに顔を出して小沢批判の旗幟を鮮明にするだろう。民主党は割れ始め、磐石を誇っていたトロイカ体制は足下から動揺する。その次は4/12に秋田県知事選挙がある。この選挙は自民と民主の二大政党が激突する新人同士の戦いであり、今回の西松事件の影響を受けやすく、選挙結果は中央では小沢一郎の信任を問う民意の反映と評価されやすい。秋田県は東北の一角であり、小沢一郎と民主党が与党の版図である。1月末の山形県知事選では、民主党が支援する新人の女性候補が1期目現職を破って当選し、東北初の女性知事が誕生したばかりだった。麻生自民党への逆風と小沢民主党への順風がもたらした選挙結果であり、衆院選を先取りする民意として全国から注目された。

小沢辞任_44月はミニ統一選の季節であり、衆院選の前哨戦と目されている。4/12の秋田県知事選の翌週、4/19には青森と富山と松江で市長選が行われ、その翌週の4/26には名古屋市長選が控えている。同時に、市町村議会選挙も広範に行われる。どの週の選挙も意味は大きく、従来は保守相乗りで臨んでいた民主党が、衆院選を睨んで意欲的に対立候補を立てる場合が多くなっていて、すなわち民主対自公の対決構図が明確な選挙戦になっている。3/3に大久保秘書逮捕の青天の霹靂がある前は、ミニ統一選はまさに小沢一郎が主役の選挙であり、民主党が圧勝して衆院選に弾みをつける選挙だった。全国の自治体の首長と議会を民主党が制する政治的機会だった。そのシナリオが崩れた。民主党は防戦に回り、小沢一郎は候補者の応援に回れず、選挙戦では西松事件の弁解と謝罪に汲々とせざるを得ない。民主党候補の勢いは失われ、票は追加経済対策を宣伝する麻生政権の自民党に流れる。選挙結果が報じられる月曜から、またマスコミの小沢叩きが激しさを増し、民主党の党内政局で平日の時間が流れる。民主党は党内の混乱と収拾のため、麻生政権の景気対策に対抗する経済政策を纏めて打ち上げられない。それを三宅久之やビートたけしや田原総一朗が叩く。

小沢辞任_6各地の選挙で民主党の連戦連敗が続き、マニフェストとなる経済政策を打ち出せないまま、それでも小沢一郎が代表の座にしがみつき、マスコミの十字砲火の中で世論調査が繰り返される。民主党の支持率は下降の一途となり、小沢一郎は先月までの麻生首相と同じ四面楚歌的状況に陥る。現在、小沢一郎の代表続投を容認する党内の大勢は、その理由として小沢一郎が選挙の顔であり、小沢一郎が代表を続投した方が選挙に有利だからという判断を上げている。この判断が、これから1か月間続くミニ統一選で変化を余儀なくされるのは間違いない。180度逆の認識になり、小沢一郎が代表のままだと選挙を戦えないと訴える声が多数になるだろう。それは、各地での選挙結果とそれを受けたマスコミの論鋒で促される。麻生首相は、柿が熟して落ちるのを待つように、1週間毎の地方選とそれに続くマスコミの論難と民主党の党内政局を眺めていればいい。追加経済対策を出し、G20でカネを出して立ち回り、経済政策に専念する素振りを見せているだけでいい。さらには、4/12の秋田県知事選投票日の前には、手回しよく北朝鮮がテポドンを打ち上げてくれる。発表されたテポドンの軌道は、1段目のロケットが秋田県沖の日本海に落下し、2段目が秋田県上空を通過して北太平洋へ飛んで行く計画になっている。

小沢辞任_6aまるで、官邸の漆間巌からの買収による謀略依頼を北朝鮮が応諾したような、そのような想像を抱くほど、官邸にとって都合のよい日程と軌道で北朝鮮の長距離ミサイルが発射される。テポドンの政局は、西松事件で揺らいだ民主党の党内状況に微妙な影を落とし、自民党の強硬論に引っ張られる前原誠司や長島昭久を擽って、民主党の安保政策の分裂を世間に曝す方向に作用する恐れがある。いずれにせよ、3/29千葉県知事選、4/4-8テポドン発射、4/12秋田県知事選と、麻生政権にとっては願ったり叶ったりの政治スケジュールが目白押しになっていて、この機に自民党は劣勢を挽回し、衆院選勝利への態勢を整え直すことができる。選挙に向けた政局の主導権を麻生首相が握る。3/29、4/12、4/26の首長選を負け続け、それでも小沢一郎が代表に居直るとき、民主党の支持率は決定的に凋落し、誰も衆院選での民主党勝利を予想できなくなっているだろう。小沢一郎の「代表辞任」の政局は1週間ごとに訪れるのであり、やり過ごしてもやり過ごしても、世論の強い逆風の中で修羅場は何度も到来する。4/12の秋田県知事選で敗北した後も辞めなければ、全国の県連から辞任要求が突き上げられ、目立ちたがり屋の造反議員が毎朝のワイドショーに生出演して「小沢降ろし」を吠え騒ぐ事態となる。小沢擁護派は圧倒的な少数になる。

小沢辞任_7西松事件については検察の出番はこれで終わりであり、捜査に新しい動きはなく、マスコミも話題に取り上げることはなくなる。これからは検察ではなく地方選挙の民意が政局の主役となり、小沢辞任の政治を動かす圧力は地方の有権者の判断と総意に拠るところとなる。小沢一郎が辞任を回避して党勢を立て直すためには、3/29、4/12、4/26の首長選に勝利しないといけない。検察が小沢一郎の事情聴取見送りを決め、大久保隆規を斡旋利得処罰法違反や偽計業務妨害(公共工事の談合関与)の容疑で再逮捕しなかったのは、おそらく官邸の指示によるもので、麻生首相によって「撃ち方やめ」の指令(指揮権)が検察に発動されたためだ。千葉県現地の選挙情勢を綿密に調査分析した結果、森田健作の知事選圧勝を確実と読み、無理に小沢一郎への捜査を引っ張らない方が政治的に得策と判断したのだろう。後は検察の仕事ではなくマスコミの仕事である。検察は背後に退いて姿を隠す。目標は一点、小沢一郎の首のみ。野党で選挙で政権を目指す民主党は、検察を批判できないようにマスコミを敵に回すことができない。「世論」を握るマスコミを批判できない。この勝負は詰んでいる。中央の大新聞の社説(=方針)は「小沢辞任」で完全に固まった。これから地方紙の社説が注目されるところとなり、その社説の内容は4月の地方選挙に直接に影響を与える。民主党のイデオローグである山口二郎や、「政治改革」の旗を振って小沢一郎を礼賛した後房雄などがどう対応するかも注目される。

再度、私の予想を繰り返そう。小沢一郎は代表辞任に追い込まれる。世論調査の圧力と地方選挙の結果が小沢一郎を辞任へと追い詰める。小沢一郎の時代は終わる。

小沢辞任_z

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No title

まず、千葉県知事選に関しては、候補者選びの時点から民主党はもたついていた関係で出遅れており、西松事件がなかったとしても苦しい戦いになっていたものとおもいます。少なくとも勝利をおりこみずみの選挙ではないので、ここでまけてもそれほどの痛手ではないでしょう。

ただ、吉田平氏が白石真澄氏にも及ばなかった場合は、最初白石氏をおしていたのが野田氏であった関係から、執行部批判がでる可能性はあると思います。

もし、世論調査で民主党の支持率が低下を続けた場合、その場合は、小沢氏の代表辞任は大いにあると思います。ただし、その場合は小沢氏から岡田氏への禅譲の形での代表交代となり、執行部はそのまま残るはずです。なぜならば、来るべき衆議院選挙の候補者選びは現執行部の手で行われてきており、執行部を交代させるのは事実上不可能でしょう。

特に、前原氏や野田氏にいたっては、永田メール事件でみせた無責任な醜態を党員はおぼえており。特に地方組織や労働組合の忌避感が強いため、執行部入りはまずありえないといってよいと思います。

No title

小沢は「首相」になりたいのだろう。それは、ただ権力のイスに座りたいのではなく、検察を含む霞が関を報復的な解体をしたい。
そう思っているから、辞めないし、検察幹部は霞ヶ関の暗黙の総意を受けて捜査を許可したのだと思う。思わぬ返り血を浴びて、今は困っているが。官邸がそこまで図面を書いたとは考えにくいし、もしそうだとすれば、テロさえ起きると思う。

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政治家は泣いたら終わり、と思います。
後継は岡田さんになるんでしょう。
が、彼が朝日だか日経だかのインタビューで「愛読書は?」と聞かれたとき、
「一度読んだ本は二度と読みません」
と答えた記事を読んだことがあります。
何年前だったか、宮沢さんが首相になり、平岩さんが経団連会長になったとき、政財界ともにそのトップが読書人になったんだから、と大いに期待しましたが、たいしたことありませんでした。失望しました。
かといって岡田さんみたいに愛読書のない人、つまりおそらく本があまり好きで無い人、が首相になるのもどうかな、と思います。
岡田さんが、一度読んだ本は完璧に記憶できてるんで再読の要なし、という「神聖喜劇」の主人公のような人なら話は別ですが。







ではどうなる?

 なるほど、今回の国策捜査の今後の流れはわかりました、
麻生総理は笑いがとまらないでしょう、小泉純一郎が田中真紀子
や野中、亀井氏を失脚させたのと同じ手口、清和会がプーチン的専制国家体質である証拠とも言えます。
 thessalonike氏にお聞きしたい、小沢一郎が終わることは結構かもしれないが、民主党の政権奪取も夢と消え、その場合あなたが打倒すべきと唱える改革ファシズムはより一層強化されるのではないか?、(小沢失脚でも)それを回避する術を主張していただきたい、
 それとももうその可能性はなく、前回私が投稿したように国民は改革ファシズムで命と資産を搾り取られ、不平不満を中国朝鮮差別で晴らす運命しかないのか、あなたのブログも今後は映画や文芸中心に戻り政治はただ嘆くしか書く内容がないブログに成り果てるのか?後者ならその「絶望終結宣言」をすべきと思います。
 こう書くと私は小沢信者とお思いでしょうが、政権交代(自民下野)が清和会、官僚、経団連の改革利権構造へのカウンター、「よりマシ」な方法とのみ考える者です
 

No title

小沢一郎という政治家がなぜこれほど長期間にわたって、これほどの影響を政界に与え続けられたかというのは、他の同時代の政治家と比べて一歩力量が抜きん出ていることもあるが、いつまでたっても総理になっていないことが一番の理由だと思っています。つまり、彼の時代を終わらせたければ実はその方法は早く首相にしてしまい、一丁上がりにしてしまうことしかない。今回、結局彼が総理になれなければ、結果的に彼が病床に倒れるまでは彼の政治生命は温存されることになります。自民党にはすでにまともな能力を持った候補は存在せず、岡田、前原といったレベルでは短期間で飽きられ使い捨てとなることが確実なため、あと10年はまた小沢中心に政界は回ることになってしまうでしょう。

No title

テポドンに関しては、むしろ自民党内ががたついている印象があります。
多分、北朝鮮はミサイル発射実験もしくは衛星打ち上げに成功するでしょう。ミサイル迎撃云々と政府ははしゃいでいますが、技術的に日本にはミサイル迎撃する能力がないため、日本は何もできずに終わるのは確実。結果として国民の目に明らかになるのは、今の政府の混乱ぶり、無能ぶり、さらに、日米安保条約が日本を守り切れないという政府が隠したがっていた事実です。

テポドンは日本政府を直撃する結果になるのではないでしょうか。

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