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司馬遼太郎の最後の言葉 - 倫理

司馬遼太郎の予言_1司馬遼太郎の最後の対談が載った週刊朝日(96年3/1号)が手元にある。14年前のものだから紙質も傷んで相当に古くなったが、捨てられないまま持っていて、何年に一度か読み返すことがある。田中直毅との住専問題についての対談だ。死の9日前に大阪市内で行われた対談は、「日本人への遺言」と編集部によって題された。そこに、こういう言葉がある。「今日の事態というのは、どう考えたらよいでしょう。私は、太平洋戦争を起こし、負けて降伏したあの事態よりももっと深刻なのではないか(中略)そう考えています」「次の時代なんか、もう来ないという感じが、僕なんかにはあるな。ここまで闇をつくってしまったら、日本列島という地面の上で人は住んでいくでしょうけれど、堅牢な社会を築くという意味では難しい」(P.37-38)。私は、この言葉をずっと反芻して考え続けてきた。最初に持った感想は、いくら何でも太平洋戦争の敗戦と比べれば、そちらの方が深刻かつ重大で、バブルの土地投機の過誤と厄災の方は、それよりずっと軽いだろうというものだった。戦争では、国内で3百万人、海外で1千万人以上の人間を殺している。バブル経済の失敗は、決して人を殺戮したわけではなかった。最近になって、司馬遼太郎の言葉に理解的な解釈を与えられるようになり、そして、同意し共感するようになった。遺言であると同時に至高の予言だったという思いが強い。太平洋戦争の敗戦より深刻な理由、それは次の時代の日本がないからだ。  

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資源大国化への道

>東シナ海ガス田を採掘して400兆円の資産で負債を消そうよと言っても、誰もその提案に反応することはないのだ。

その提案に反対ではないが、最近になって、資源開発に関して、すぐれた研究が発表された。

藻類に「石油」を作らせる研究と情報に関して、かなり以前から私は関心を持っていたが、つい最近、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見したとの情報である。この情報が持つ意味・意義は大きい。

12月14日茨城県で開かれた国際会議でそれは発表された。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報である。

海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かったとのこと。

研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。これって、めちゃくちゃスゴイことではないだろうか。

そしてここが重要なことだが、「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」とのことである。 このことの意味することは、コストが引き合うというだけではなく、やがて日本は資源大国化する可能性があるということなのだ。

さらに、さらにまことにすぐれている点は、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想につながっているという情報なのだ。

めちゃくちゃ明るい情報ではないか。

さらにこんな可能性もある。海水から資源を取り出す研究開発である。「ウラン」が有名だが、チタン、リチウム、バナジウムなど海水には77種類の元素が溶存している。
 http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20101214/105516/

近い将来、海水から効率よく希少資源を抽出する技術が確立すれば、四方八方海に囲まれている我が国は、これらの資源を採算面で引き合うようになって、他国に依存しないで済むだけではなく、「希少資源」輸出国にさえなる可能性があるという点だ。

夢のようなこれら資源開発を中・短期の国家プロジェクトに据えて資金・人材を投資してゆけば、道は拓けると思う。

しかし、しかし日本の資源大国化を阻む勢力との本当の闘いにこの国の既得権勢力が臨めるかと問われれば、はなはだ疑問ではあるが、・・・。

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思考と情熱

能天気な楽天家は論外ですが、知識人であまりに知りすぎて
ペシミストで終わるのも、悲しい気がします。丸山真男は、
60年新安保条約が自然成立した瞬間、その間に高揚・深化
した日本の民主主義運動をみれば、大きなことではないと
考えたと聞きます。しかし、もし後年ペシミストとなったなら、
そのときをどう振り返っていたでしょう。他方、清水幾太郎は
そのときを挫折ととらえ、思想的転向を重ねます。

ブログ主の精力的な論説に敬意を表する者ですが、思考に
おいては丸山的で、しかしその情熱、ときに感情をあらわに
される情熱が、清水的であると感じています。

中国の朱徳でしたか、革命運動期の悲惨を無数に経験した
なかでも、とことん楽観的だったと聞きます。それは知識
レベルでなく、とことん民衆を信頼できたからではないかと
思います。



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