老壮青の国民生活党 - テレビ出演、政策軸明示、人材で軍団再建

年末政局_3_1昨日(12/20)、小沢一郎と菅直人が官邸で1時間半も会談した。会談の内容について、マスコミ論者がテレビであれこれ言っている。政局商売で稼いでいる。こういうときこそ、小沢一郎はテレビに出演すればいいのである。国民大衆は会談の中身について詳しく知りたい。菅直人は会談後に会見し、自分に都合のい情報をマスコミに流しているが、小沢一郎の方は何も直接には説明していない。小沢一郎の口から話を聞きたいと誰でも思うし、それは世間一般の瞬間的な情報ニーズである。ニーズに正面から応えればいい。小沢一郎が登場するとなれば、その番組の視聴率は一気にハネ上がる。テレビ局は揉み手の大歓迎で、出る側は事前の条件交渉で有利な立場を得られる。すなわち、官邸での会談の説明についても、小沢一郎の側から意味づけした情報を(朝ズバ的な妨害なしに)自由に発信することができる。小沢一郎が何も口開かなければ、マスコミが菅直人や仙谷由人の思惑どおりに情報を流し、世論の空気を押し固め、彼らの目指す方向に小沢政局をドライブする。小沢一郎は単なる「斬られ役」になるだけで、菅政権の支持率向上に利用されて捨てられるだけだ。小沢政局は、菅直人が政権浮揚のためにやっていて、その真相は次第に見透かされつつある。であれば、小沢一郎の口からそう暴露すればよいのであり、自ら「悪役」を引き受けて隠れて逃げ回る必要はないのだ。権力闘争なのだから、反撃すればよいではないか。  

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退陣

>党名は、新党「国民の生活が第一」か、国民生活党。国生さゆりをイメージキャラクターに使うのはどうか

「国」民の「生」活だから「国生」ですか。なるほど(笑)。
きれいなのに威張っていない子なんで、自分も好感持ってます。
ただ、この人があんまり目立つと、小沢ガールズの影が薄くなる懸念も。

>実際のところ、支持率が上がるかどうかは、実際に小沢斬りをやった状況にならないとわからない

小沢さんを斬っても支持率はたいして上がらないだろうと思います。
まず、組閣時に脱小沢のかたちで一度使った手ですので、効用の逓減のきらいがあります。
次に、小沢斬りは政権浮揚のための方便というかエゴであることがバレバレの所行ですので、断行すれば少なからず一般の蔑みを買うことになるでしょう。
第三に、これは第二の件と関わりますが、政権を取った最大の功労者を都合が悪くなったから斬り捨てるということで、人倫にもとる印象を世間に与える。

新聞各紙は連日、社説、論説、コラム等で現政権の支持率の低迷を小沢問題に落とし込もうと懸命です。それはかわいそうなくらい。
が、内閣の支持率が低いなら、それはまず総理の責めと考えるのがふつう。
現内閣の支持率が低いのは、菅さんが総理の器でないことを国民の多くが判ったからなのでは。

>大連立をせずに政権を維持する方法がある。それは、菅内閣が総辞職して前原誠司か岡田克也に禅譲する場合で

そうなんでしょうが、両氏ともに、輿石さんだかが言ったように「次の絵を描かずに」つまりセンスが無いのに、思いつきで反射的に動く政治家のようですので、そりゃ困ります、国民としては。
ま、民主党に少しでもセンスが残っていれば、統一地方選の前に菅さんに退いてもらう段取りになるでしょう。

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ヴィスコンティ「山猫」 The Leopard

 小沢一郎がかって2006年の民主党代表選の演説でたとえた、ヴィスコンティ監督の1963年作品「山猫」The Leopard の3時間強の完全版を、先日 MoMA(NY近代美術館)で観ました。バート・ランカスター演じる老公爵のことば「変わらずに生き残るためには、自らが変わらなければならない。 We must change to remain the same.」と、自分の信念をこの言葉になぞらえて、ほとんどはじめて口にした、政治家小沢の印象深い宣言でした。
このことばのあと映画では、老公爵がアラン・ドロン演ずる甥が参加する赤シャツ隊のイタリア全土統一運動に投資しますが、この革命は国王側に利用される結果に終わります。

いずれ当方ブログにもエッセイにも書くと思いますが、この映画が小沢という政治家の半生と符合している部分がとても多いと感じるのは、考えすぎでしょうか。
後半一時間近くのシシリア貴族界の大宴会シーンが延々とつづきます。パーティーのなか、ベッドの上ではしゃぐ下品な若い貴族の娘たちのことを「近親婚が多すぎるせい」なのかサルのように見える、と話す老公爵。

 やがて大宴会は終わり、アラン・ドロン演ずる甥は帰りの馬車の中で、かって理想に燃える同士であった旧赤シャツ隊の残党が、国王軍によって処刑される銃声を平然と聞きながら帰途につきます。処刑の銃声とほぼ同時に、白いマフラーをしたまま教会の前で膝を崩すバート・ランカスターの老公爵。かれのすがたは路地に消え、猫がうろつく場面で、映画が終わります。

ヴィスコンティの「滅びの美学」が、ほぼ完璧に表現されていました。ヴィスコンティは、自分がイタリア貴族の末裔と語っていますが、社会主義を理想としていた節もあり、バート・ランカスターという労働者階級然とした俳優を貴族に仕立てたところにも、深い意味を感じさせます。
この映画の話と現実の政界が、今後どのようにかかわりを持つのかは、まだ推測できませんが、深読みするとなんだか符合する部分がどんどん増え、いやな予感がしてきます。

全世界人口の大半を占める、労働者階級のための政治を行なっている国が、ほとんど皆無という現実は、どうしても納得できません。資本主義国の親分にだまされつづけているのです。社会民主主義が絶対正しいと言いきれないけれど、国民の生活が大事、と政権交代した国が、そういう方向に進む気配すらまったく見せないのはまことに不思議ですね。

 当方ブログでは、世界の大都市に数万人あふれた若いサンタさんたちに、こころのなかだけでも他者を愛し、弱者を救う社会主義者であれという思いを込めて、サンタ・コンヴェンション@ヴィレッジ - 社会主義者社会主義者たるべきサンタの氾濫 http://nyckingyo.exblog.jp/12531788/ を書きました。ご高覧ください。 NY金魚
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