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PARC自由学校での講演要旨 - ポピュリズム批判と「一九八四年」

PARC自由学校講義_1PARCでの講演が、昨日(12/2)無事に終了した。今年のブログで論じてきた中身を全部詰め込んだような話になった。本題のポピュリズム論については、山口二郎の最近の議論を紹介し、その概念把握の混乱を指摘した上で、米国の19世紀末の人民党の歴史に注目するのではなく、一般通念である「人気取りの政治」から認識を出発させるべきだと説明した。そして、むしろ衆愚政治と民主主義の根本的な問題としてポピュリズムを捉える方が理論として有意味であるという説を対置した。山口二郎は、角川新書の『ポピュリズムへの反撃』において、「ポピュリズムにはポピュリズムで反撃を」と言ったり、「ポピュリズムの誘惑に勝つ方法」と言ったり、文脈の上で矛盾した主張を展開している。すなわち、それが価値中立的な道具なのか、克服すべき悪しき政治害毒なのか、読者は判断を迷わされるのであり、前者には米国の人民主義の要素が絡み、後者は一般通念に拠るところとなっている。最後まで明解な結論が下されていない。昨日のPARCでの講演の内容は次のとおりである。(1)湯浅誠批判、(2)2010年の政治の回顧、(3)オーウェルの『一九八四年』、(4)ポピュリズムと民主主義、(5)構想八策と展望。このアジェンダの構成で全体で70分に纏めるつもりだったが、結局、休憩なしの110分の講義になってしまった。聴講者の皆様には不便をおかけして申し訳なく感じている。  

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PARC自由学校講義_z
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日本はもう経済成長しないという衆愚プロパガンダ

中国で世界最速となる高速鉄道が産み出されたようです。鉄道こそ日本のお家芸だったはず。バブル期以降も、順調に経済成長していれば、今頃、日本ではリニアが走っていたことでしょう。

さて、湯浅誠氏を筆頭とする反貧困、ひいては日本の左派陣営全体の経済思想は、つまるところ、マルクス主義的な「清貧思想」にあるように思えます。筆者様がおっしゃるように、パイを増やすという考えが無く、日本はもう経済成長しないというマクロ経済的には「あり得ない」プロパガンダを信じてしまっているのではないでしょうか。
結局は、古典派経済学に対するマルクス経済学になってしまっているように思えます。歴史的に見て、マルクス主義では、自由主義経済に勝てません。広く国民の共感を得ることは難しいと感じます。

新自由主義陣営から「経済成長」という言葉を奪い取るには、まずは「経済成長」とは何であるかを、しっかり定義付けることが大事だと考えます。そもそも、彼らは何を持って「経済成長」と言っているのか、私には良く分かりません。民間投資が増えることを指しているのか、純輸出が伸びることを指しているのか。

一般的な定義付けとしては、「経済成長」とは、「GDP」が伸びることで間違いは無いところでしょう。毎度のことで恐縮ですが、そのGDPの内訳を見れば、GDP=個人消費(6割)+民間投資(2割)+政府支出(2割)+純輸出(1~2%)で成り立っており、この図式に注目することが、大事ではないかと思います。

つまり、6割を占める個人消費の伸びこそが、実は経済成長の重要なファクターになっているのです。個人消費の伸びは、所得(労働収入)の増加無くして、あり得ないとも言えるでしょう。
まさに、筆者様がおっしゃるように、成長に寄与しない凍りついた金
(貯蓄や内部留保)を、再分配によって溶かす(消費能力の高い層に渡す)ことこそが、経済成長に繋がるのです。
そして、それによって、実は貯蓄や内部留保を再分配によって一旦奪われた側にとっても、パイが増えることで、中長期的に見れば、プラスに作用することも、より広く国民的同意を得るうえで、訴えていくことも必要ではなかろうかと思います。
「再分配無くして、経済成長は無し」
そうすることで、社会保障は充実し、それが更なる経済成長を促すのです。

その代表例として、反貧困陣営は、ブラジルのボルサファミリアとその経済効果を、大いに研究する必要があるのではないかと、この場をお借りして促したところです。
以前、筆者様も高く評価されていたように、これを導入したブラジルのルラ大統領は、今後伸びるであろうブラジル経済の土台を作った偉大な指導者として、21世紀間に渡り高く評価されるように私も思うところです。

反貧困陣営、ひいては日本の左派陣営は、その前社会主義的な清貧思想から脱し、正しい社民主義的マクロ経済のメカニズムを、常々理想と口にする北欧や、新たな変革が起きている南米の地から学ぶべきです。理想と口にするけど、社民主義経済の実体を、しっかりと把握出来ている人間は皆無に近いのではないでしょうか。マクロ経済に疎過ぎることこそ、日本の左派陣営の決定的な弱点になっている(結果、大衆的な広がりが見られない)ように思えます。

ちなみに、私自身は今の日本においては、”再”分配する必要性すら無いと思っております。つまり、デフレギャップを活かすことで、相当額の「分配」が可能ではないかと考えています。子供手当てならぬ、「デフレ手当て」を毎月一定額給付することで、所得の上乗せを図り、持って個人消費の拡大=経済成長を促していくことを今は主張したいところです。

最後に、そうした面も含めまして、日本経済に対する正しい現状を共有出来ればと思い、30分ほどで、しかもマンガで分かる動画をお勧めしておきます。サルでもわかると書いてあるぐらいですから、ここに来られるような高い見識をお持ちの方々であれば、すぐにご理解頂けることかと思います。どうぞご覧下さい。

「監視装置としてのインターネット」というのもそうなんですが、取り締まる統制側抜きでも、囲い込まれやすく自他共に容易に選別が出来ることで孤独主義に陥りやすくなるのもインターネットじゃないのかと思う。
問題はインターネット外においての現実でのフィードバックがどの程度あるのか。
それに深く嵌まるほどに、現実での我々も社会での孤立化を深めていってはいないか。
(それによって統制・取り締まり側の統治をより容易にしてしまっているのではないか)
インターネットに向かう時、肉体としての私は常に一人で、モニターの向こうのたくさんの虚人を相手にしている。
深く嵌まればその孤独にさえ気づかせないインターネットの害毒は、もっと語られてよいと思う。

講義録の販売を

PARC自由学校の講義内容気になっていました。要旨を読んで、全体を読みたくなりました。音声媒体またはテキストとして、販売の予定はありますか?読者として、ぜひ全部の公開(販売)をおねがいします。PARCとの調整はあるかと思いますが。よろしくお願いします。

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