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東京上野の「シャガール展」 - 愛とやさしさ、追憶と幻想、現実と変容

シャガール展_1東京芸大美術館で開催されているシャガール展を見てきた。上野公園の入口から右に折れて大噴水のある広い通りを歩き、国立博物館正門に突き当たる手前を左に入ると、その奥が芸大の敷地に繋がっている。この一帯は樫や銀杏の巨木が並ぶ鬱蒼とした森で、都会の住民が散歩するのに絶好の場所だ。上野公園の素晴らしさは、目を見張る巨木の木立にある。来るたびに、この巨木に囲まれた森林空間が市民にパブリックに提供されている公園であること、そこへいつでも行ける東京に住んでいることの幸福と幸運を感じる。けれども、この空間で必ず目にするのは、格差社会の最も悲しく深刻な現実で、通るたびに路上生活者のための炊き出しや集会に遭遇することになる。そこに群れ集まる者の数の多さに驚かされる。巨木の景観を圧倒する衝撃の人数が視界に入る。その日も、キリスト教の慈善団体が食料品を無償配給し、ホームレスの人々の散髪をサービスする救援事業を行っていた。その社会的現実を目撃した気分の余韻で、快適な森林散策の感動が減殺される。その現実を横目で見ながら、平日(8/20)の昼間にシャガール展に行く者たち。おそらく、巨木の下を美術館へ歩く富裕な人々にとって、この現実は自分の世界からは縁遠いもので、垣間見た風景は自分とは無関係なアクシデントで、シャガール展への期待と興奮に水を差す不具合な「余興」の出現なのだ。だが、私はそうではない。無関心でいられる人間ではない。二つの人々の中間に私はいる。  

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

シャガール展_z
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バウハウスと霊的なシャガール

 私事になりますが、学生時代は、バウハウスの姉妹校出身の故リッチ・ウエノ・リックス女史に師事したかったため、受験勉強にまるでシャガールやパウル・クレー、カンディンスキーのような絵ばかりを大量に描いておりました。当時の僕の絵は幸いかの女のお眼鏡にかなったものの、ご高齢のため退官。個人的にお会いすることはできましたが、まさに幻の師となってしまいました。 http://nyckingyo.exblog.jp/9194226 
バウハウスに関連のある当時のアーティスト全員が、ナチの毒牙に追われて、世界各地に散り、戦後自由世界のためのアートの構築をはじめたことは特筆に値します。

 世に倦む日日さんとシャガールがここで結びついたことは少し驚きでしたが、よく考えれば、シャガールの霊的な愛の世界は、精神の平和、世界の平和と大きく繋がっていて、お説のようにジョン・レノンの音楽世界とも結びついているような気がします。
ニューヨークにもたくさんあるシャガールの作品を観るにつけ、21世紀のネット世界が忘れてしまった、人類の精神のなかにある本来的な(霊的な)「愛」を思い出します。
あわてて帰って、硬くなってしまった絵筆をほぐし、わが青春と将来の世界平和のためになにかを描けないか、葛藤をつづけています。 NY金魚
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