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ニューズウィークの『社会主義化するアメリカ』特集と米国の気分

ニューズウィーク_1ニューズウィークの2/25号の特集タイトルは『社会主義化するアメリカ』で、「大きな政府」の問題と銀行国有化の問題が論じられている。と言っても、記事の中身はさほど詳しいエコノミクスの議論が紹介されているわけではなく、日本で言えば、週刊東洋経済や週刊エコノミストではなくて、せいぜい週刊朝日とか週刊文春の記事のレベルを少し上げた情報に過ぎず、専門家ではなくジェネラルな論説者の記事で内容が構成されている。インテリジェンスの深さや高さを感じさせる分析の提供は特になく、米国経済の現状や動向についての知識を得る目的にも適わない。ただ、米国の現在の気分を知ることができる。それはよく反映されている。ニューズウィークは日本でどれほど売れているのだろう。この雑誌を国内で商品として購入する層の需要と動機を考えると、新自由主義のイデオロギー支配という問題が否応なく思い浮かんでくる。週刊朝日や週刊文春の英語版が米国で売られ、それを多くの米国人が「有用情報」として積極的に購読する図などおよそ想像できないが、われわれがやっていることはそういうことだ。  

続きの内容をレジまぐ版に詳しく公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

昨年10月に上げたブログの記事で、FRBによる銀行株買いや企業のCP買いについて、「まさに米国経済の社会主義化である」と書きましたが、米国でもそういう問題意識が起こっていて、米国経済が次第に自由市場的な性格を薄めて政府の役割が大きくなっている現状への論議が活発になっています。これまで悪魔的な表象だった「社会主義」に自分たち自身の現実が近づいている状況について、言論を支配してきた新自由主義者たちが屈折した見方を示していて、各自が「社会主義」と「資本主義」の言葉を反問しながら、直面しつつある銀行国有化の現実を受け止め、それを納得する感性と理屈を模索しているというところでしょうか。ケインズ経済学の認識が明らかに論壇で復活しつつあります。


ニューズウィーク_Z

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コメント

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No title

ニューズウィークの日本版は面白いですよ。
小泉・竹中の応援団でありながら自国のブッシュ政権や新自由主義に関しては批判して来ましたからね。
矛盾しまくってますよね。
小泉氏が総裁選で圧勝した時(もしかしたら郵政選挙に勝った時かな?)だったと思いますが、ピーター・タスカーと言う記者がコラムの中でこれで日本も一億総中流社会から一億総貧乏時代に突入したと予言しておりました。
今から思えば小泉改革の意味するものを知ってたとしか思えません。
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