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NHKスペシャル「激震 マスメディア」 - マスコミとネットの言論の未来

激震マスメディア_1NHKが3/22に「激震 マスメディア -テレビ・新聞の未来-」と題した特集番組を放送していた。クローズアップ現代で1/13に放送した内容の延長線の企画であり、週刊東洋経済の2/20号でも注目を集めた問題の大型特集である。このテーマには世間の関心がとても高い。今回の番組の見どころだったのは討論のパートで、マスコミから経営者が3人、ネット側の代表が2人出演して議論を展開、その画面の下に視聴者の意見が流れた演出が面白かった。あのような企画で討論会を組むと、退屈を感じずに時間が流れる。藤波秀敏の司会も悪くなかった。番組の感想を何点か挙げたい。まず、視聴者から寄せられた意見の中で、特にマスコミ報道に対して、「主観を入れずに機械的に情報を流して欲しい」という主張が多かった点が気になった。お気づきになった方も多かっただろう。この要求は、一つはマスコミ報道の現状があまりに偏向していて、記者やキャスターのバイアスが甚だしくなっている状況が反映されていて、マスコミ報道の受け手である市民が不満と抵抗を感じている実態を現している。そのことは確かに言える。そして同感もする。ただ、私が感じたのは、それでは果たして、「主観が排除された情報の機械的な発信」なるものが本当にあり得るのかという問題で、そうした要求そのものの中に、実は視聴者側の錯覚や過信や傲慢が含まれているように思われるのである。主観性を完全に切除した報道情報など本当に実在するのか、その実在を信じてよいのか。  

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

激震マスメディア_z
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コメント

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No title

BSも含めると、最近、NHKはこの手の番組をやたらと流していますね。
内容は米国のウケウリというか、モノマネというか、自分で考えようとはしていないようです。
NHKとしては、米国と同じ現象が日本でも起きていると言いたいのでしょうが、日本の場合は日本人の権威主義に依存してテレビや新聞は米国ほどちゃんと仕事をしていませんし、インターネットの世界も貧困で、結局、「どっちがダメか」という議論になってしまう。
我々日本人が困っているのは、まず「どうすれば質のよいジャーナリズムを存在させられるのか」であって、その上で参考にすべきはヨーロッパであって、米国の例ばかり見せられてもね。

No title

> 大事なことは、質の高いジャーナリズムと言論の公共空間を作ることであり、それは新聞でもテレビでもネットでも同じで、配信するパイプや端末は関係ない。世界にレベルの高さを誇れる日本人のジャーナリズム環境を作ることだ。

同感です。個人的には「ビデオニュース.com」にとても期待しています。

No title

.>主観性を完全に切除した報道情報など本当に実在するのか。

ないと思います。まず情報の選択自体が主観による作業ですから。問題は「検証」にあるはずです。入手した情報が事実かどうか、その情報は何を意味しているのか、と言った点を深く検証する作業がともなわずにそのまま垂れ流していることではないでしょうか。井戸端会議に出るような「情報」を検証なしにそのまま報道すれば、それが「情報」となってメディアを回り続けます。日本のマスメディアの最大の欠点は情報をそのままタレ流す「タレ流し作業」で終わってしまう点でしょう。「公共空間」を作ってもこの問題を解決しない限り同じです。しかし「情報」も「金」と言う尺度で測られる以上、商品でなければならないので、良い情報=売れる情報でなければならず、そのためには鮮度が良く、旨みがなければなりません。情報が商品でなければならない所に根本的問題があるのではないでしょうか。情報が商品である限り「公共空間」が提供されても同じではないでしょうか。

No title

In the beginning was the Word, and the Word was with God, and the Word was God.
He was with God in the beginning.
Through him all things were made; without him nothing was made that has been made.
In him was life, and that life was the light of men.
The light shines in the darkness, but the darkness has not understood it.

3月24日に刊行された、辺見庸氏の書籍の冒頭では、新約聖書のヨハネ福音書の言葉を否定した現代の言論を厳しく批判しています。

このヨハネ福音書の他に、"In the beginning ~" で始まるフレーズは、創世記の冒頭です。

In the beginning God created the heavens and the earth.

つまり、原初から存在したのは言葉であり、神。
言葉イコール神。

三人称である「Word」が大文字で表現されていることから、「言葉(言論)」という単語はその表層以上の、意味と役割があると考えられるように思います。
「神」なんて理解不能な語句が嫌なら、「真理」とか「正義」とか「恩寵」と置き換えてもいいと思います。

昨今、メディアに嬉々として登場したがる者の頭ン中には、貧困・過労・福祉・自殺・沖縄などを考えるスペースなど無く、
「明日はTV映りの良いネクタイとスーツにしよう」くらいのことしか無いのでしょう。
だから、媒体として「広報」や「代理人」なるわけのわからない役者が蔓延ります。

今や、公に語られる言葉は「真理」であり「真実」であると信じる者が馬鹿を見る。
朝令暮改な言論、歪曲し尽くした言論を公共の電波を使って発信する狡猾なやり方を、いつも緊張感をもって玉石を見定めなければいけないとは何とも不自由な世となったものです。

言は剥がれ。はがれ。剥がれ。神から言が剥がされ。神が言から剥がされ。

機械的に笑おう。

 「主観を入れずに機械的に情報を流して欲しい」。
 この引用を見たときに、学校教育を拒む学級崩壊児童の感性というのはそういうものなのかなと思いました(「教科書に書いてあるんでしょ。だったら先生の余計な話はいらないよ」(内田樹・街場の教育論))。
 「携帯で国民が法案に投票すればいい、そしたら国会なんかいらない」「コンピューターで裁判をやればいい。いちばん公平だから」「自衛隊が必要だからいますぐ憲法を変えればいい」。。。昔なら小学生でも言わなかったような幼稚な言説が、今や普通の大人の口から出るので、本当におぞましく思います(メディアの危機というよりは、civilisationの危機)。イデオロギーとかそういう前に、国民の知能が低下している(知的貧困は経済的貧困と並び日本を蝕む社会の病です)。そんな人々に「主観を入れずに機械的に情報を流し」ても意味が分からないのではありませんかね。
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