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2010年の日本の政治 - 普天間問題が参院選の争点になった場合

2010年の政治_112/22の朝日新聞で、政治学者が政権交代から100日経って内閣支持率が急落した鳩山政権について論じている。山口二郎は、「民主党が実現したい目標やコミットすべき価値観を明確に打ち出せないなら、単なるカオスを生むだけ」と現状を批判、新政権がめざす政策の基軸を出していないと苦言で呈している。後房雄は、「政権交代の意義は、政策の中身ではなく政権交代可能な枠組みを作ったこと」だと従来の持論を展開。小選挙区制の現行制度を礼賛し、政党間の政策の違いなど問題ではないと言っている。後房雄の見立てでは、政権交代を繰り返せば二大政党の政策の違いも明確になるらしい。噴飯で笑止と言わざるを得ないが、記事の中で私が注目したのは、保守論客である西部邁の議論だった。曰く、「変化それ自体がよきものであるという根拠は何もない。民主主義にもし唯一可能性があるとしたら、少数意見をいかに尊重するかにかかっている」。正論だ。西部邁によると、談合政治と言われながらも少数意見を調整によって取り込んだ嘗ての自民党と社会党の55年体制の方に、現行の二大政党制よりも積極的な意義が認められると言う。全く同感する。この記事は文化面(35面)に載っていて、政治部の記者の手によるものではない。西部邁の発言を拾ってなければ、いつもの朝日らしい些末な記事だと無視するところだったが、西部邁の「二大政党による政権交代」批判の言に大いに納得させられた。  

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2010年の政治_z
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普天間の問題は、単なる一基地問題ではなく、日本の主権の問題である。戦後、日本が独立を果たした時点で、米軍が日本から出ていくのが本筋である。少なくとも冷戦終了後は、基地の縮小は米国に交渉すべきことであった。それが、これまで怠慢の極みの自民党政権が放置してきたのだ。

日本が本当に独立国家で、政治家にその意識があるのなら当然、基地の段階的な縮小は議論されるべきであった。北の脅威が本当であれば、韓国も米軍基地の縮小はあり得ない。しかし、日本だけが冷戦構造から抜け出せず、米国の帝国主義に巻き込まれているだけ。逆に米国は、できるだけ日本から金を巻き上げ、自軍を駐留させる。世界中を探しても日本ほどお人好しの国はない。

この基地問題では、岡田外相は一人浮き足立っている。しかも沖縄の人間から心底嫌われている。この官僚丸出しで全く政治家としては不向きな人間をこんな重要なポストに据えたのは本当に鳩山総理のミス。私は岡田氏のような人間を担ぐ政治家は少ないと思う。もし彼が民主党の代表であったらとっくに民主党は終わっている。

あの美しい沖縄にさらに7000億もつぎ込み滑走路を作れと凶器じみたマスコミも恐ろしい。一体彼等はどこの国のメディアなのか。本当に日本という国はクレージーすぎる。
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