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日米同盟は不要 - マスコミはなぜ普天間の世論調査をしないのか

日米同盟_1ジャック・アタリの近著『21世紀の歴史』を読むと、その冒頭に米国は2035年までに没落するという予言が示されている。「2035年ごろ(略)アメリカ帝国は、市場のグローバル化によって打ち負かされる。(略)これまでの帝国と同様に、アメリカは金融面・政治面で疲弊し、世界統治を断念せざるを得ないであろう」(作品社 P.21)。アタリの予言が的中するとすれば、あと25年後に米国は世界を統治する支配者の地位を降りる運命になり、すなわち、北大西洋条約機構と日米同盟体制が崩壊した世界が出現している。アタリによれば、そのとき「世界は一時的に<多極化>し、10か所近く存在する地域の勢力によって機能していくことになる」(同 P.21)。このアタリの世界政治の近未来予想は、われわれの感覚からしても特に奇異なものではなく、25年後にはNATOは消滅しているだろうし、それで構わないと欧州諸国の多数の人々が思っているに違いない。米国は衰退して世界の超大国ではなく西半球の大国となる。東アジアに住むわれわれはもまた、アタリに近いイマジネーションで国家の未来を構想すべきだし、その方が思考として現実的である。米国の世界支配が21世紀中ずっと続くなどという想定は非現実的な妄想だ。基軸通貨ドルの信認が崩れるとき、米国は世界に駐留させている軍事力をファイナンスできなくなり撤退を余儀なくされる。日米同盟は四半世紀後には確実に衰滅している。  

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日米同盟_z
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国際政治へのリテラシーの欠如

正鵠を射ている分析に感服いたすばかり。北朝鮮との冷戦状態の解消に積極的でない姿勢こそ、鳩山政権の真意なのでしょう。国際政治の世界にとって、脅威の継続的存在は、安全保障の議論を高める前提であることは常識です。しかし、この認識さえも欠如した一般市民が占める日本では、北朝鮮プロパガンダに注意を喚起する人間など皆無に等しいです。友人らとの会話において、北朝鮮プロパガンダの意見を言っても、反故にされるばかり。どんなに言葉を尽くしても、陰謀論と片付けられてしまい、議論にならないことが多いです。
寺島実郎は以前、連載「脳力のレッスン」の中でイラク侵略に関する報道について、以下のように述べていました。
「我々が見抜かねばならないことは、戦争を与件とし、戦争によって飯を食べ、戦争と復興にビジネスモデルを見出す膨大な人々が時代の空気を作り出しているという事実である」
「注意深く見抜かねばならないのは、巧みな論者(岡本行夫と森本敏)が『国際協調』と『対米協力』を混在させて議論するということである」
"ラムズフェルド・ドクトリン”が継続している現在の様相をそのまま活写したような言葉です。軍産複合体の武器であるプロパガンダが今以て相当に有効なツールとして機能している現状に、暗澹たる気分にさせられます。そして、それに喝采し快活を叫んでいる国民にも失望するほかありません。
マイケル・グリーンだけに留まらず、最近のNHKに出る「知日派」論者の殆どが新保守派の人物ばかりです。10月下旬に鎌田解説委員がキャスターを務める「追跡!AtoZ」でも、"北朝鮮 謎の核調達人を追う”と題し、スタジオゲストに共和党のアナリストを呼んでいました。北朝鮮に宥和的な論者は見たことがありません。公共放送の本分を忘れたNHKの姿勢には、憤りを感じます。
日米同盟が無用の長物である以上、外交で一挙に問題を解決すべきです。G20となり多極化していく世界にあって、日米同盟に固執する姿勢は理解できません。田中均氏がどう言っているのかが気になります。
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