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事業仕分けとポピュリズムの政治 - 渡辺治「世界」論文の逆立ち

事業仕分け_1事業仕分けの政治が続いている。マスコミ報道は、科学技術関連の予算の削減については注目し、反論の声を上げている現場にカメラを入れるが、国民生活を削る仕分けに対しては国民の関心を向けようとしない。マスコミが演出して宣伝する華やかな政治ショーの舞台上で、弱者の生活を切り捨てる冷酷な仕分けが行われている。11/24の仕分けでは、国交省の赤字バス補助金や離島航路補助金が対象になり、地方の赤字バス路線の車両購入費10億円が廃止と決まった。NHKのニュースの映像では、山梨県の赤字バス路線の経営者が登場し、地方の赤字のバス会社の体力では路線の維持が精一杯で車両の買い換えなどとてもできないと訴えていたが、仕分け会場の枝野幸男は、銀行融資で買い換えさせろと国交官僚に指示していた。銀行融資に政府保証を付けろという提案らしいが、政府保証を付けるということは買い換え費用を国が予算計上するということと同じではないか。要するに、地方の赤字バス路線は廃止させ、そこに予算を投入するなという主張であり、地方の赤字バス会社に補助金を投入するのは「税金の無駄遣い」だという論理である。離島航路の方は、後半戦から仕分けに参加した亀井亜紀子の一声で削減が免れたが、官僚の無駄遣いを省くのが目的の事業仕分けで、なぜ地方の赤字バス路線や離島航路への補助金が対象になって俎上に乗るのだろう。  

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

事業仕分け_z
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事業仕分け

事業仕分けに関するブロガーの意見を集めました。

コメント

非公開コメント

No title

民主党とは、自民党の影だったんだなという認識を私はもっています。
いかに批判しようと、その形は自民に規定され続けてきたが、自民が総選挙で敗れ、膨張を止めれる存在がいなくなりつつある。
民主党員は、自分達が如何なる存在であるかさえわかっていないのではないかと。

私は右よりの人間ですが、”左右共闘”は必要かと考えます。

なぜ欺されるのか

国民の多くが、事業仕分けを強く支持している理由が今ひとつ、わかりません。
ブログ主さまがご指摘のように「官僚の無駄遣い」にはほとんど切り込めていません。しかも、地方の声は全くといって良いほど反映されていない点も疑問を感じます。

今回は地方バス路線の補助金を取り上げていらっしゃいますが、実はとんでもない発言をした仕分け人がいるのをご存じでしょうか。

この離島航路の補助は、仕分け人の結論が真っ二つに割れたケースですが、WBSでお馴染みのロバート・フェルトマン(モルガンスタンレー)氏は、恐ろしいことに「(離島航路)は海の中に老人ホームを作ってるということに近いんじゃないかと。他の所に住んでいる人に対してあまりにも迷惑を掛けているんじゃないのかということが問題で~」という信じられない発言をしています。

幸い、離島航路の補助は要求通りの結果になりましたが、こういった典型的な新自由主義者が仕分けをしているところに問題があると思います。

また、今日の副大臣会議では、「事業仕分けの結果をそのまま予算に反映させても良いのか」といった声もでているようで、結局、あとでひっくり返すようなことになれば、「事業仕分け」が一番無駄ということになります。

なぜ、こういったからくりに、国民はいとも簡単に欺されてしまうのでしょうか。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

ある意味で幸せな国です

日本では「政治が悪くなって困る人」の数が、実は限りなく少ないのでは?
年金がもらえない、派遣や契約社員として安く使われる、医療負担が大きい、子育てが大変、どれも「多少困っている」程度で、生き死ににまで追い込まれている人が少ないのではないでしょうか。これだけ「貧困」の認知度が上がっているのに。だから、選挙になると簡単なフレーズにとびつき、事業仕分けに喝采するのでしょう。

No title

こんにちは。今回の記事もまさに私がうすうす感じていたことをずばりと的確に文章化して下さいました。
私は民主党は若手になればなるほどに、新自由主義者、右翼が多くなると危惧していました。私は前から1980年代後半に日本で高等教育を受けた人々、とりわけ所謂エリート層を構成する人々は殆ど、新自由主義のイデオロギーを注入され、それ以外の経済観、国家観、そして社会観におけるオルターナティヴを持っていないのではないかと思っています。
それらの人々から議員候補者をリクルートしてくれば、若年層ほど新自由主義者が多くなるのは当然のことと言えましょう。何のことはない、かつて所謂「昭和っ子」の殆どが軍国イデオロギーに染まった軍国少年・軍国青年になったのと同じではないでしょうか。
すべての価値観が一面的になるのは危険なことで、今にスタンピードが始まるのは無いかと恐れています。

No title

お騒がせしています。もう一つ二つ。
仄聞した情報ですが、仕分けを見て、分野を問わず、若手研究者、大学院生の間にこの国のあり方に失望感、そして国と自分たちの将来に絶望感が急速に広がっているようです。中には日本に見切りをつける研究者も多数出てくるのではないでしょうか。
本当に新自由主義は罪深い思想ですね。ナショナリスト(であるはず)の民主党若手議員は、弱者切り捨てで社会の足腰が弱り果て、かつは彼らが大嫌いな(これまた、はずの)中国や韓国に、文教費削減で科学技術でも差をつけられつつある現状をどう見るのでしょうか。新自由主義に骨がらみになると、この民主党議員たちのように、思想的に、かつは行動の面でもひどく矛盾した、またそれに気づく事の出来ない馬鹿な存在になるようですね。そんな存在に付き合って地獄には行きたくないものです。

No title

  ◎  何十兆円(単年度)貢いだのに昼食会抜きのミーティング(対麻生首相)、一銭も出さぬのに国賓      扱い(対インド・シン首相)    
                                                                ◎  過去最大の外貨保有高になった途端、史上最大のドル安(対円)                                                                                    ◎  漁夫の論理(悪の循環)  思いやり予算(米軍基地借料・基地日本人給与)は高くても削れぬ。      その基地廃止の願いに反して、益々沖縄県民の基地依存体質を深めようとする。

閉鎖社会の公開

 弱者切り捨ての冷酷な仕分けに関して、世に倦む日日さんとまったく同感です。変革ということで、かたちだけは、まさにお説のように文化大革命みたいにグロテスクで、内実はといえば、あの竹中が影のリーダーで、新自由主義一辺倒の人材とは、おそれいりました。海外から観ていると、自民党とほぼおなじ考え方のひとがほとんどで、どうして変革ができるのだろうと、不思議でしたが、まさかこれほどひどいとは思いもしませんでした。友愛の政治というのは、こうした「断罪」的にお役人を斬っている素振りで、実は弱者もなんでも斬り捨てておカネをつくる、ということだったんですね。ちっとも知らなかった。

 上のイオンさんのコメントにもありますが、科学技術関連の予算の削減に苦言を呈しているノーベル賞受賞者団の抗議には、海外に住んでいる身にはひと事と思えません。将来の日本にとっていちばん大切なものを斬りとられて、いちばん大切な人たちがどんどん海外に流失していくのが目に見えるようです。

 もちろん僕の仕事は、科学とはほど遠いジャンルだし、いまさら僕が日本のために何もできるわけはないのですが、窒息しそうな日本の社会に見切りをつけて、逃げるようにアメリカに上陸した日々を思い起こしてしまいます。アメリカの職場のなんと風当たりのよかったことでしょう。
その後10年以上以前に、2-3度東京で仕事をさせていただきましたが、いちばん肝心なアイディアを産み出す時間を極端にカットされ、無茶苦茶なスケジュールと予算で酷使され、いやなら他の人に変えるといわんばかりの横柄なクライアントの態度に、憤り以前にやはり窒息しそうになりました。おたがいの専門分野に対する尊敬というものがなく、メカニカルに仕事を進行するしかない日本。もちろん僕が経験したこととは別の、もっとましな世界も存在するのでしょうが、ああこれじゃあ世界に進出できないはずだわな、と痛感して去り、ケネディ―空港に着いたとたん本当にほっとしました。

 いま日経に益川敏英氏の「私の履歴書」が連載されていますが、小林/益川のクオーク理論も、世界に認めらたのは、ほかの日本学者が、国際会議で紹介してくれたから、と書かれています。こんなグローバル社会になっても、いろんな意味でいまだに日本は世界の閉鎖空間です。その上、かれらの理論が実験によって証明されるまで、設備を含めて幾多の苦難があったといいます。最終的に理論が証明されたのはつくば市とスタンフォードの加速器が同時に成功した、と書かれています。その過小な実験設備までを縮小して、どうするんですか。まさに未来の芽を摘み取る行為ですね。だれか黒幕に選ばれた「識者」などにまかせず、いろんなジャンルから、もっと文句を言わないと本当にだめになってしまいます。

 そんな新自由主義者どうしの断罪芝居を公開するのではなく、おたがいのこころのなかを最低限度は公開する、風当たりのいい社会になってほしい。その規範は政治家がまず身をもって示すべきだと思います。僕が子供のころはそんな人たちがもっといたもっとマシな国だった、という気がするのですが。
Happy Thanksgiving Day! NY金魚

亀井亜紀子議員

難しい事は分からないのですが、仕分け人の国民新党の亀井亜紀子議員の一声を取り上げられた管理人様の炯眼を評価します。
亀井亜紀子氏の是々非々の穏健な仕分けの取り組み姿勢を密かに支持しています。

No title

仕分けショーへの国民の支持の中身については、ほとんどの人はニュースで編集されたものしか見れていないでしょうから、本質を知らないから支持しているともとれます。
しかし、本質を知った上で支持している可能性もありますね。
何せ、小泉政権時に日本人はかなり利己主義化してしまいましたので、自分にとって必要かどうかでしか判断しなくなっている人が増えているかも知れません。
そうなると、当然、少数者が利用している事柄は無駄として認識されるでしょうし、その少数者が弱者を意味していても無頓着であることが予想されます。
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