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基準と意味のスリカエ - 事業仕分けは官僚の無駄の根絶とは違う

事業仕分け_2事業仕分けの政治劇において見落としてはならないのは、事業仕分けの判断基準や事業見直しの理由づけがスリカエられている点である。「無駄な事業」の意味が巧妙に変質させられている。当初の新政権の説明では、官僚の無駄を摘出して削減するのが事業仕分けであった。ところが、現在市ヶ谷の国立印刷局(財務省)体育館で行われている事業仕分けでは、仕分けの対象にされている理由は、(1)赤字で採算性が悪い、(2)費用対効果が十分でない、(3)民間に任せられる、等々である。厚労省の「若者自立塾」や文科省の「子ども読書推進活動」の事業は、この基準と論理が適用されて廃止が宣告され、毛利衛の「科学未来館」や田中耕一の「先端計測分析技術・機器開発」の事業も予算の削減が判決された。テレビで何度も映像紹介された毛利衛の反論は、この事業仕分けにおける「無駄」の基準の欺瞞の本質を見事に暴露している。要するに、財務省と仕分け人が喧しく言っているのは、国の事業というのは儲からなくてはならず、黒字を出して利益を上げろという主張に他ならない。逆ではないか。採算に合う事業ではないから国がやっているのである。今回の事業仕分けを支配しているクライテリアは、受益者に負担させ、国の持ち出しを減らし、社会保障や文教予算を縮減して身軽になろうとする「小さな政府」の論理と志向である。官僚の無駄を削るはずの仕分けが、国民の生活や国家の未来を削る仕分けに転化している。  

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

次回の更新は11/26(木)の予定です。恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

事業仕分け_z
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天下りの根絶はどこへ

本日の分析、大変、興味深く拝見しました。

おっしゃる通り、国民が最も期待していた高級官僚の天下りと渡りの根絶は、ほとんど取り上げられなくなってしまいました。
そもそも、天下りや渡りの先になる団体がどれくらいあり、かつ、元高級官僚にどれくらいの人件費が支払われているのかが全く見えません。さらに嘱託という「隠れ蓑」まであるようです。

多くの国民は、官僚がつるし上げられるのを見て、溜飲が下がるのかもしれませんが、中身に注目する必要があります。

また、一部では、仕分け対象事業は、官庁側でも「削られても良いもの」を上げているという説があります。つまり、自分たちの利権を守る事業については、出てこないというものです。裏で財務官僚とつながっていれば、十分考えられることです。

文科省を事業仕分けすべき

文科省官僚が事業を計画したものや事業運営に関わるものは、全て廃止すべきです。極めて不道徳で無責任な人たちであるからです。
文部科学省の仕事は、質の高い教育を提供し、子供達が良い社会生活を送れるようにすることです。ところが、官僚達は、デタラメ政策で子供達の人生を台無しにしました。
大学を天下り機関に変え、世界最低にまで堕落させたのも文科省官僚です。
不登校、退学者20万人、引きこもり、ニート60万人という現実こそ、文科省官僚の無能と腐敗を明らかにしています。文科省こそ、日本社会を衰弱させる癌です。「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読むと、すべてが分かります。
腐敗官僚の行う事業は、国民に危険です。
文科省自体を事業仕分けして廃止し、予算削減すべきです。

これで中道左派政党でしょうかね?

民主党が中道左派政党か、どうかは、もう言うまでもないだろう。
山口二郎氏は民主党を中道左派政党にすることに成功したと、公言してるが、中道左派的綱領が成立してるわけではない。

早く成長戦略を出さないと...

一つは、自民党のこれまでの族議員できれなかった部分を公開で切ることで、今までの自民党の無能力さにアクセントを加える意味があるのでしょう。それから、予算組み換える場合には既成の予算を切る(あるいは壊す)グループが今回の枝野さんの仕事で、予算を増やす(あるいは作る)グループが菅さんの国家戦略室の仕事なんでしょう。あらゆるメディアで菅の仕事が遅れていると指摘があります。また、民主党内部からも菅さんは嫌われている噂もあります。早く、その辺のビジョンなり成長戦略を出さないと、6割の支持率がいつまでもある訳ではありません。

新自由主義復活か

本日、テレビのニュースで仕分けの一部が放送されていましたが、その中で、仕分け人が「公務員を削減し、小さな政府を目指す」という明確な発言をしていました(民間人のようでしたが)。

結局、事業仕分けでは、ブログ主さまがご指摘のように、高級官僚の天下り先ではなく、国民の生活に直結した事業を縮小しようという基本的な考えなようです。

「国民の生活が第一」というキャッチフレーズも聴かれなくなりましたね。
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