スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

NHK特集『セーフティネット・クライシスvol.3』 - 主眼は橋下徹批判

セーフティネットクライシス3_1昨夜(10/4)、NHKで『セーフティネット・クライシス vol.3』の放送があった。昨年5月の第1回、昨年12月の第2回に続いて、第3回目の放送である。昨年末の第2回は、派遣切りが荒れ狂う情勢下で、労働者の雇用と社会保障を守るオランダの事例が紹介され、湯浅誠が初めて出演した。第1回と第2回に顔を出した経済同友会社会保障改革委員長(前)の門脇英晴の姿は今回なかった。小泉政権で長く経済財政諮問会議民間議員を務め、麻生政権で社会保障国民会議の座長に就き、テレビで消費税増税スピーカーをやっていた吉川洋も消えていた。政府の代表は厚労省政務官になった民主党の山井和則であり、生討論に参加した4人のうち3人が反貧困の立場という陣容になっていた。様変わりである。3回目の今回は、「子どもの貧困」がテーマで、フィンランドの教育投資の成功の事例が紹介されていた。これまで、フィンランドの社会保障については称賛の論調で紹介された多くの情報に接してきたが、日本の子どもの現場の惨状との彼我のコントラストで、これほどフィンランドの政策の素晴らしさに感動したことはない。実に説得的で啓蒙的な番組だった。特に印象的だったのは、ヘイノネンの「財政の再建は重要だが、教育の機会の平等はもっと大事だ」の言葉で、NHKの制作者の真意が看取できた。この番組のキーメッセージは、橋下徹批判なのである。  

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

湯浅誠、よく頑張っていますね。今回の「貧困率調査」の件は Good Job! です。それにしても、フィンランド政府とフィンランドの教育は素晴らしい。「この国には学習塾は一軒もありません」と説明していましたよね。それで学力は世界一。29歳のヘイノネンを教育相に抜擢して、理想の教育行政を推進させた首相というのも立派。フィンランドの教育の成功は、日本の高度成長と同じほどの世界史的偉業です。

今日(10/6)の朝日新聞の1面に原口一博の「日本版FCC」の構想の記事が出ています。これは、朝日は「権力の番組介入監視」と書いてますが、逆ですよね。原口一博の「政治主導」で、総務官僚は放送局に口出しできなくさせておいて、その見返りで、原口一博自身の放送局に対する支配力を強めようという魂胆です。それと同時に、これは規制緩和ですよね。放送の規制緩和であり、新自由主義の政策です。

放送局(特に民放)の暴走というのは、今は目に余るものがあり、ヤラセの番組制作もそうだし、政治的公平の逸脱もそうだし、子どもの教育上よくない、倫理的に問題のある番組が横溢していたり、さらには、取材と称してテレビ局の人間が一般市民の人権を侵害するケースが数多くあるのですが、今は野放し状態です。ようやく、総務省に放送局を監視せよという声が高まり、BPOが少しずつ機能を始めた矢先に、それをやめさせようというのが「日本版FCC」の趣旨ですね。

放送局を監視から解放し、その代わり、原口一博のプロパガンダは自由自在に喋らせる。そういうことです。しかし、朝日新聞の記者は、原口一博とインタビューしたのなら、何でNTT労組からの500万円の献金の記載漏れの件を質問して説明させないのでしょうね。この記事は、原口一博の政策宣伝を朝日が紙面を使ってやってやっているのと同じじゃないですか。NTTは総務省の管轄でしょう。裏に何かなければ、500万円なんて寄付しませんよ。「NTT再編」絡みの賄賂以外の何だと言うんでしょうね。


セーフティネットクライシス3_z2

セーフティネットクライシス3_z1


スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

No title

世に倦む日日様が必ずや昨晩の番組の記事をアップしてくださる

ことを待ち望んで、本日は何度もウェブにやって参りました。アルバ

イトをせざるを得ない高校生達、家族の金銭的苦痛を想い、傷つけ

まいと3000円の習字道具購入を我慢する子ども、育児放棄のネグ

レクトではなく、生活困難な仮定状況にあるために、朝食も摂ること

ができない子ども達、どの映像も心が痛むものでした。子ども達は、

すくすくと成長し、もりもり勉強してもらわなければならないのに。未

来の芽が摘まれてしまっています。本当に許せません。橋下徹は、

即刻、府政より退場してもらわなければなりません。府政というより

も日本から退場してもらいたいほどです。『君たちは、未来への宝な

んですよ。お金の心配は、私達(大人達)がするから、一生懸命勉学

に取り組みなさい』といった度量のある言葉でも言えないでしょうか

ね。そんな政治家見たことありませんね。

番組を見ながら、わたくしも同様に『なぜ防衛費の予算のことについ

て言及しないのか』と思っておりました。防衛費のお金は、日本の

国民生活には、ほとんど返ってきません。(米国兵を主な客とする

人々にとっては、違っているでしょうか)北朝鮮の脅威なんて幻想に

過ぎません。本当に、あの青バッチの連中どもをどうにかしなけれ

ばなりませんね。

反貧困の足がかり

過度な自己責任論は、ただ無責任なだけだということを啓蒙してきた反貧困論陣の成果が、貧困率の調査指導でやっと結実した感がありますね。しかし、長妻厚労相を始めとしたチームの結束は固いように見えますが、政権内には敵も多く油断はできません。

軍事費の削減が明言されない影に、拉致問題が見え隠れします。北朝鮮を仮想敵国とし日本との関係を冷戦構造化してゆく戦略は、いい加減やめるべきです。憲法九条改憲論者である鳩山が、拉致問題というカードを手放さないのは、冷戦構造を維持し改憲へと引き続き世論を誘導したいがゆえではないでしょうか。口先では核廃絶と言いながらも、拉致カードを手放さない辺りに鳩山の本音が窺えます。

セーフティーネット・クライシスの制作陣には引き続き頑張って欲しいと思います。このシリーズは通年で報道すべきで、世論と政府の議論の形骸化を防ぐためにも、単発で終わらせてはなりません。あれだけ厚みのある取材ですから毎月とはいかないでしょうが、今後もNスペ制作陣の総力をもって取り組んで欲しいと思います。

No title

>子ども手当で5兆円と言うが、それほど財源がないと言うのなら、なぜ支給世帯を半分にして、総予算を半額の2.5兆円にしないのか。

土曜日の『日本の、これから』で、民主党の大塚耕平副大臣が、子ども手当てには所得制限しないけど、所得が多い人たちについては所得税の累進をどうこうするみたいなことを、一応自分からはっきりと言っていました。筋としてはこれが正しいのかなと思います。ちゃんと実現すればの話ですが。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

自己責任論の誤解

今回の記事にも紹介されている「自己責任論」ですが、本来、「自分で考えて選択したものに対しては、自己責任が生じる」という考え方です。

たしかに、どこへ住むのも自由ですが、未成年の場合、自分の意思で住み地域を変えることは事実上、不可能です。そのように考えると、高校生に自己責任というのは、強引すぎるような気がします。

また、子供手当の件ですが、「子育て支援」なのか、「景気刺激策」なのかが、はっきりしません。この当たりを明確にする必要があると思います。

ところで、海外からの国費留学生について、巨額の税金が投入されているようですが、日本の生徒・学生が苦労している現状を考えると、見直しも検討する必要があると思います。ちなみに文部科学省は「国利留学生はODAの一環なので別予算である」との考えだようです。

新連立政権を欧州型社会民主主義政権へ

>湯浅誠、よくやった。立派だ。

同感です。
湯浅氏は、テレビに登場する前から貧困の実態調査、貧困率の測定・公表を時の政府に訴えていました。
テレビに登場するようになってからも、もちろん以下のように訴えていました。
以下は、福田政権当時のNHK視点・論点です。

2007年10月02日 (火)
視点・論点 「シリーズ格差・貧困」
反貧困ネットワーク事務局長 湯浅 誠
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/4865.html
「福田新政権が『弱い人たちへのセーフティネットを充実させる』と言うのであれば、
まず真っ先にきちんと実態をつかむ努力をすべきであり、また野党は、一致して追及すべきです。
いつまでも曖昧にしておける問題ではありません」


今回、政府が「貧困の実態調査、貧困率の測定・公表」を公言したのは、
湯浅氏、雨宮氏らが率いる「反・貧困ネットワーク」を筆頭に、
反新自由主義勢力側があらゆる場で、政府・各党に対して、精力的に要求しつづけてきた…
そうした活動が実ったからだと思います。

私は、反新自由主義勢力側が鳩山政権・民主党など連立与党に対して
制度・政策の変更・実施等、様々な要求をあらゆる場で行い、
鳩山政権・民主党など連立与党に対して常時圧力をかけ続けることが大事であると改めて確認しました。
あらゆる場での制度・政策要求は、新政権が新自由主義に傾斜するのを阻止し、
かつ、新政権を社会民主主義に近づける方法です。

派遣法早期改正要求はもちろん、
天下り団体に7000億円丸投げしただけの「緊急人材育成・就職支援基金」を
第二のセーフティネットとして機能させるための改正の要求、
「水際作戦」を制度的にできないようにするための生活保護法改正の要求等々、
新政権に対して、反新自由主義側から要求することは山ほどあると思います。

私は、民主党は、イデオロギー的には、
新自由主義勢力から社会民主主義勢力まで、
保守主義勢力からリベラル勢力まで、混在している“雑居政党”であるとみなしています。
したがって、状況次第で「右」にでも「左」にでも路線転換するという危うさをはらんでいる党であるといえますが、
現在は、2006年、前原執行部が倒れ、小沢執行部が誕生して以降、
小沢派と同盟関係にある旧社会党グループが主流派になったことと、
「小泉・竹中改革」の負の側面(格差社会化、貧困化)が顕在化している状況があいまって、
民主党は、「中道左派」(社会民主主義的な路線)に転換したとみています。
(ただし、状況次第によって、また新自由主義に振れることも。この点、新自由主義宣伝局の民放が危険)

ちなみに、海外の評価。

「中道左派」 各国で報道目立つ
イタリア以外でも民主党を「中道左派」と表現するメディアが目立っている。
http://www02.mai.vip.ogk.yahoo.co.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090902ddm007010051000c.html


私は、この路線(中道左派路線)を定着させ、さらに強化するためには、上記の恒常的な制度・政策要求のほか、
反新自由主義勢力すべてが、新政権や民主党に結集することが必要である思います。
極論すれば、社民党・共産党などすべての反新自由主義勢力が民主党に合流すればよいのです。
いっそのこと、湯浅氏や雨宮氏など反貧困ネットワーク勢力のリーダーたちも
来年の参院選、民主党比例区から立候補すればいい。
党内・政権内の反新自由主義勢力を増やすことによって、
新自由主義勢力や右翼勢力の比重を下げていくのです。

そうすることによって、新政権をフィンランドのような福祉国家の実現を目指す社会民主主義政権に改造していくのです。

最後に橋下大阪府知事についての記事

橋下知事が民主の方針転換批判 「赤字国債発行なら大うそつき」
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091006/lcl0910061153000-n1.htm

橋下知事とっては、困窮している人の命より、財政再建のほうが大事なのでしょうか。

今回の国債発行は、自公政権が天下り団体に予算を丸投げするなどのデタラメな景気対策・雇用対策をやってきた
失政のツケを回されてしまったことが原因ですから、やむをえないと思います。
新政権は、国債を発行したら、自公政権のように天下り団体に丸投げするようなデタラメな景気対策・雇用対策ではなく、
困窮している国民(=消費性向が非常に高い国民)に直接、お金が来るような政策を実施してください。

天地人さんへ

天地人さんは、比例区削減小選挙区制賛美論者のような印象を受けますが。
あるいは、小選挙区制廃止は非現実的だと思ってらしゃるのでしょうか。
私は民主党を左翼政党に改造する方が非現実的と思っております。

No title

フィンランドの教育は確か昔の日本の教育がモデルと聞きましたよ。
プロフィール

世に倦む日日

Author:世に倦む日日
(世に倦む日日FC2版)

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
access countベキコ
since 2004.9.1












RSSリンクの表示
アクセス数とメール
エキサイト版に避難中です。
FC2のふざけた釈明

access countベキコ
since 2004.9.1


  
ご意見・ご感想

Twitter
Google 検索ランキング
下記のキーワード検索で
ブログの記事が上位に 出ます


竜馬がゆく
花神
世に棲む日日
翔ぶが如く
燃えよ剣
王城の護衛者
この国のかたち
源氏物語黄金絵巻
セーフティネット・クライシス
本田由紀
竹中平蔵
皇太子
江川紹子
G20サミット
新ブレトンウッズ
スティグリッツ
田中宇
金子勝
吉川洋
岩井克人
神野直彦
吉川元忠
三部会
テニスコートの誓い
影の銀行システム
マネー敗戦
八重洲書房
湯浅誠
加藤智大
八王子通り魔事件
ワーキングプアⅢ
反貧困フェスタ2008
サーカシビリ
衛藤征士郎
青山繁晴
張景子
朱建栄
田中優子
三田村雅子
小熊英二
小尻記者
本村洋
安田好弘
足立修一
人権派弁護士
道義的責任
古館伊知郎
国谷裕子
田勢康弘
田岡俊次
佐古忠彦
末延吉正
村上世彰
カーボンチャンス
舩渡健
秋山直紀
宮崎元伸
守屋武昌
苅田港毒ガス弾
浜四津代表代行
ガソリン国会
大田弘子
山本有二
永岡洋治
平沢勝栄
偽メール事件
玄葉光一郎
野田佳彦
馬渕澄夫
江田五月
宮内義彦
蓮池薫
横田滋
横田早紀江
関岡英之
山口二郎
村田昭治
梅原猛
秦郁彦
水野祐
渓内譲
ジョン・ダワー
ハーバート・ノーマン
アテネ民主政治
可能性の芸術
理念型
ボナパルティズム
オポチュニズム
エバンジェリズム
鎮護国家
B層
安晋会
護憲派
創共協定
二段階革命論
小泉劇場
政治改革
二大政党制
大連立協議
全野党共闘
民主党の憲法提言
小泉靖国参拝
敵基地攻撃論
六カ国協議
日米構造協議
国際司法裁判所
ユネスコ憲章
平和に対する罪
昭和天皇の戦争責任
広田弘毅
レイテ決戦
日中共同声明
中曽根書簡
小平
国民の歴史
網野史学
女系天皇
呪術の園
執拗低音
政事の構造
悔恨共同体
政治思想史
日本政治思想史研究
民主主義の永久革命
ダニエル・デフォー
ケネー経済表
価値形態
ヴェラ・ザスーリッチ
李朝文化
阿修羅像
松林図屏風
奈良紀行
菜の花忌
アフターダーク
イエリネク
グッバイ、レーニン
ブラザーフッド
岡崎栄
悲しみのアンジー
愛は傷つきやすく
トルシエ
仰木彬
滝鼻卓雄
山口母子殺害事件
ネット市民社会
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。