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派閥均衡と名誉職型の短命内閣 - 丹呉泰健は「構造改革の申し子」

内閣人事_1報道されている鳩山内閣の顔ぶれを見て、あれだけ大騒ぎした「政権交代」の結末がこれかと拍子抜けしている者も多いのではないか。新政権の組閣の特徴は派閥均衡であり、華麗さもなければ戦略性もない。適材適所の配置にもなってない。派閥均衡の配慮以外はマスコミ受けを狙った反小沢勢力の示威結集の動機が先行して、国民の期待の面から見れば無用で不興な面々が閣僚の大半を占めている。名簿を見て納得できるのは、厚労相の長妻昭と郵政担当相の亀井静香の二人だけで、他には何も積極的な要素が見当たらない。興醒めの組閣名簿だ。マスコミと民主党が喧伝するところの「政治主導」とは、官僚と正面から対決できる閣僚が揃って真の「政治主導」が実現するはずだが、この中で官僚と対決する意思と政策を持っているのは、おそらく郵政担当相の亀井静香と厚労相の長妻昭の二人だけだ。後はお飾りの人形になって大臣室に籠るだけの名誉職の連中である。無論、一人だけ、お飾りではない正真正銘の族議員もいる。財務相の藤井裕久である。この趣味の悪い閣僚名簿は、菅直人が著書『大臣』で提示した内閣の理念とは似ても似つかぬもので、むしろ自民党政権による往年の組閣人事に性格と基準が近い。殆どが名誉職の大臣就任となった新内閣は、遠からず改造があるだろう。この凡庸な布陣で4年間続けるとは到底思えない。  

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

今夜(9/16)の報道ステーションで、田崎史郎が「派閥順送り人事」だと指摘していましたね。星浩は、「いや、内閣全体でマニニフェストを実現するのだから、誰が大臣になるとか、誰が政策通とかは関係ない」と言っていましたが、これは間違いですね。嘘です。そんな事はありません。誰が大臣を担当するかはきわめて重要な問題です。なぜかと言うと、マニフェストには政策課題や政策目標について細かな仕様が規定されてないからです。何をどうすれば政策の達成になるのか、どんな法案を成立させれば政権公約を果たしたことになるのか、4年前の自民党の政権公約とその達成評価の例が典型的ですが、全く出鱈目で曖昧なわけです。有権者も4年前の選挙のことは簡単に忘れます。

今回の民主党のマニフェストも、個々の政策項目を読み込めば、公約内容は巧妙に抽象的な表現でボカされていることに気づきます。4年後の評価と検証に備えて、都合よく「政策実現度」を自己採点して開き直れるように、民主党は細かな縛りを入れてないのです。例えば、具体的に挙げれば、労働者派遣法改正があります。法律の「改正」なら何でもできるわけです。「製造業派遣の原則禁止」にしても、その中身が問題なのです。言葉だけでは抽象的で、実際には、抜け穴だらけの企業側に都合のいい法律改正もあるわけです。この内閣で本当に国民のために働く意思を持っているのは、長妻昭と亀井静香の二人だけですね。官僚と業界にどれだけ恐れられるかこそ真の「政治主導の閣僚」のメルクマールなのです。

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残念な顔ぶれ

田中康夫がいないのが何より残念です。大臣になってこそ力が発揮できる人物だと思うのですが。また、榊原英資も入っていませんね。新自由主義色はあるものの、労働問題で深く切り込んでいた枝野幸男の入閣にも期待していたのですが。
社民党の福島氏はいかにも面倒なものをまとめて押し付けられた感がありますね。本気で仕事をしてもらうためのポストとは思えません。
小沢(鋭)、北沢、川端、中井などの人物は不要としか思えません。初の民主党内閣なのだからオールスターで臨むのが当然で、これでは「民主党にはこんな人材しかいないのか」と思われるでしょうね。

No title

毛糸様に賛成。
どうも鳩山由紀夫氏という御仁は余程論功行賞がお好きらしく、2002年の代表選の後にも幹事長人事で自派以外からは党内外から総スカンを喰った前科があります。

吟遊詩人

9/18、TXのWBSに古川元久が出演し、「国家戦略局」の売込みに来た。小谷真生子は「民間人枠に大企業の経営者は入らないんですか?」と執念深く詰問していたが、こともあろうに古川はヘラヘラと「人選とかそういったことについてはまず法律を作ってから検討しますから」と逃げていた。古川の経歴が大蔵官僚であろうと、所属派閥が前原派であろうと、そんなことは関係ない。職責上「改革を利権の手段にするような組織はもっと早く廃絶すべきであった。自民の参議院会長も言っていたではないか」「福祉が経済の足枷だというのは誤った思い込みだ」「所得再分配は内需拡大の面からも不可欠だ」と一蹴すべきだろう。それができない者が事務局長に就くということは、菅直人のストッパー役なのだろうか。なるほどこの内閣は持たないようである。
小谷は、経済財政諮問会議の構造改革・規制緩和路線を当然のようにほめそやし、新政権がその路線を見限ったことを残念がって見せた。それは昔の保守論壇の連中がやっていた「株価が下がるぞ」「まさかお前アカじゃないんだろうな」という古臭い恫喝を想起させた。この期に及んでも経団連の意を汲んだ狂信的な改革イデオロギーを振り回す態度には吐き気さえ覚えた。政治的中立性のない主観的な放送局も一つ位あってもいいのかもしれないが。

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