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民主党内部の熾烈な権力闘争 ‐ 鳩山新政権の本質は財務省主導

党内抗争_7昨夜(9/14)の政治のニュースを見ていると、党本部で小沢一郎と短い会談を終えた鳩山由紀夫が、「閣僚人事については一部ですが小沢代表代行にお話をしてご理解をいただきました」と記者団に語っていた。この「一部」というのは、藤井裕久を財務相に据えることだろうか。藤井裕久を財務相に就ける就けないで何故これほど長く揉めているのか不思議だったが、昨日発売の週刊ポストと本日の朝日新聞の政界面記事を読むと頷ける。すべて鳩山由紀夫の陰謀であり、菅直人に対する追い落としが仕掛けられていて、民主党の中は熾烈な権力闘争の嵐が吹き荒れているのである。民主党内は、基本的に小沢派・鳩山派・岡田派・菅派の四つの派閥に分かれるが、現在、大きく小沢・菅組と鳩山・岡田組の二つの勢力に分かれて綱引きが展開されている。政権獲得後の閣僚人事の過程で、最初に岡田克也の粛清が明瞭となり、次に菅直人の失脚が固まる形勢となった。岡田克也は鳩山由紀夫の傘下に入り、菅直人は小沢一郎の庇護の下に入って身を浮かべるべく悪戦苦闘している。今回の人事抗争は、政権発足後も尾を引くし、それ以上に、次の民主党代表選に大きな影響を与えるだろう。小沢一郎は鳩山由紀夫を見限って捨てる可能性があり、民主党は二つに割れ、鳩山由紀夫は岡田派を誘って自民党と一緒になる可能性がある。  

党内抗争_2一昨日(9/13)のサンデープロジェクトに出た藤井裕久が、何度も何度も執拗に、「その政策は新しい財務大臣が決めることです」「それも財務大臣が決めればいいことです」と繰り返していた。デモンストレーションだったのである。「予算は俺が決める。菅直人の国家戦略局には決めさせない」。そう言っていたのだ。藤井裕久を財務相に配するという人事は、菅直人を干し上げる奸計であり、国家戦略局を名目だけの組織に祭り上げて菅直人から実権を奪うための一手だったのだ。揉めるはずだ。菅直人は小沢一郎を頼り、鳩山由紀夫の謀略を封じようと動いたのだろう。国家戦略局の計画を英国から持ち帰ったのは菅直人であり、その構想はすでに岩波新書の『大臣』に明らかだが、新代表の座を射止めた鳩山由紀夫は、最初からそんな構想を具体化する意思は毛頭なく、単に「政治主導」を謳う選挙の宣伝に利用しようと謀っただけだった。菅直人を官房長官に据える意向は最初から持ってなかったのである。茶坊主の平野博文を官房長官に抜擢した脱力人事には誰もが驚いたが、当の菅直人が誰より激怒していたらしい。その様子が週刊ポストの記事中にある。菅直人の『大臣』を読むとわかるが、国家戦略局長というのは官房長官そのものなのである。官僚の代わりに内閣の重要政務を調整する機関であり、事務次官会議と与党政策調整会議と経済財政諮問会議を廃止した後の、官房長官と政調会長を機関として拡大した姿が国家戦略局に他ならない。


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党内抗争_z2党内抗争_z1
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NHKで内定人事の続報が伝えられていますが、実に退屈な内閣になりそうです。何より藤井裕久の財務相就任ほど空虚な人事はありません。鳩山由紀夫の胆力のなさばかりが目立った二週間でした。
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