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民主党は自民党になる - 資金と政策軸を失い参院選を戦えぬ自民

解散前夜_1a昨日(7/19)の「サンデープロジェクト」に森喜朗が出演したのは予想どおりだったが、出演して話した内容や状況は予想とは全く違った展開になってしまった。おそらく番組のスタッフも、先週の週半ばに森喜朗に出演を依頼したときは、「麻生降ろし」の政争の激化と混乱を裁定する森喜朗の出番を想定しての企画だったのだろう。6月末に麻生首相が選挙に向けて党人事刷新に動いたとき、それを止めたのは森喜朗である。幹事長を舛添要一に替えた方が選挙ははるかに有利に戦える。森喜朗が麻生首相を支えると言うのなら、党人事を思いどおりにやらせて、麻生自民党をベストな態勢にチューンナップして選挙に臨ませたはずだ。それを敢えて阻止したのは、麻生首相に解散をさせず、別の新総裁に切り替える意図があったからだとしか考えられない。麻生首相もその首領の差配と提案(総総分離)を受け入れて解散を断念したものと推測したが、事態は説明不能で理解困難な流れの方に動いている。まさか、解散した後で総裁辞任の奇策を打つのだろうか。現在、自民党のマニフェストは白紙状態で、マニフェストの表紙に麻生首相の顔は印刷されておらず、選挙区からの麻生首相への応援演説依頼は一件も入っていない。8月の遊説日程は全くの空白だと言う。前代未聞で空前絶後。
 

続きの内容をレジまぐ版に公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

記事の内容は以下のとおりです。(1)選挙情勢は4年前の「小泉劇場」と同じ構図になっていて、マスコミが勝たせる側に強烈な風を吹かせている。4年前は「改革ファシズム」だったが、今回は「政権交代ファシズム」の様相を呈している。(2)惨敗後の自民党は財界からの資金が止まって組織が干上がるが、それ以上に深刻な問題として政権与党となった民主党との政策の対立軸を失う。(3)財界から資金を得、米国の支持を得、読売新聞の支持を得た民主党は、自民党と同じ支配政党になり、自民党の従来の政策をそのまま受け継ぎ、事実上自民党化する。民主党は自民党になる。(4)支配者側は疑似二大政党体制の保全のため、橋下徹に過激な新自由主義政党を立ち上げさせ、自民党の残党と民主党内の不満分子を糾合し、二大政党の一に育てる。(5)自民党の派閥は雲散霧消し、領袖たちは消え、森喜朗の首領としての活躍もこれで見納めとなる。

民主党が「政権交代」だけを宿命にして誕生した政党で、二大政党制の実現以外は何の政策理念も政治目標もない政党だったように、自民党もまた、特に冷戦後は、「政権維持」だけが目的で、官僚と財界に癒着奉仕するだけの何の政治理念もない怠惰な支配政党でした。政権与党が入れ替わったとき、民主党は「政権交代」の党是を失い、自民党は「政権維持」の生業を失います。老舗の伝統与党であった自民党が、野党に転んだところで「政権交代」を看板にした政党に生まれ変われるはずがなく、民主党と一緒になって名前を自民党に変えさせ、本部ビルを提供するくらいが関の山でしょう。二大政党の一として緊張感を持って対峙する図はあり得ません。財界(支配者)は、この国の疑似二大政党制をメンテナンスするために、新しく「政権交代」を掲げて挑戦する新野党を作る必要があります。無論、準備はすでに万端ですね。来年の参院選は民主党と新野党が対決する展開が考えられます。


解散前夜_z2解散前夜_z


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