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最初から勝敗が決められた選挙 - 4年前の郵政選挙と酷似の都議選

都議選_1今度の都議選とその結果は、4年前の衆院選(郵政選挙)とよく似ている。どこが同じかと言うと、選挙をする前からマスコミが勝つ側を決め、連日報道で有権者を煽りたて、票を流し込ませた点がである。勝つ側は最初から決められ、自民党に投票すれば死票だと言われ、都民は勝ち馬に乗るべく民主党に投票した。石原都政のオール与党である自民党と民主党の間で政策の差はなく、別にどちらに入れても構わない。マスコミは今度の都議選を「衆院選の前哨戦」と位置づけ、「政権交代を問う選挙」と争点を設定した。そのマスコミの意のままに有権者は踊ったのであり、4年前に「郵政民営化の是非を問う選挙」とされた総選挙で、最初から勝利を予定された小泉自民党に一票入れたのと全く同じ投票行動が再現されたことになる。ネットの中で今度の選挙結果を「ネットの勝利だ」とか、「俺が応援したから勝った」とブログ左翼が騒いでいるのも同じ構図で、4年前の郵政選挙もネット右翼と新自由主義者たちの「ネットの勝利」だった。あのときの不愉快な記憶がまざまざと蘇る。「天下分け目の関ヶ原」とか「革命」だとか言って騒いだ点も全く同じだ。別にブログ左翼のネット運動が奏功して民主党が勝ったのではない。マスコミが勝者を最初から決めていたのだ。今回の都議選の本当の勝者はマスコミである。この異常で畸形的なポピュリズムのパターンは、日本の選挙で完全に定着した感がある。  

続きの内容をレジまぐ版に詳しく公開しました。コメントはこちらの方にお願いします。

先週末、私の住んでいる町では夏まつりがあり、多くの山車が出て、夜店が並んで賑わいました。今週、15日には博多祇園山笠の追い山があり、17日には京都祇園祭の山鉾巡行があります。「櫓太鼓の灯がゆれて、揃浴衣の夏がゆく」。浅草のほおづき市も終わり、いよいよ梅雨が明けて、東京も夏本番を迎えます。道州制移行と消費税増税が固められ、この国の新自由主義体制が早足で完成へと近づいて行く政治状況は、憂鬱さを増す一方ですけれど。民主党政権の手で道州制が施行されたら、憲法25条は本当に終わりです。

昨夜(7/12)はNHKのテレビで選挙速報を見ながら、4年前の郵政選挙の投票日の夜のことを思い出していました。選挙は民主党の惨敗。敗軍の将として記者団の前に座らされ、代表辞任を表明した岡田克也は実に惨めで、憔悴しきった表情が印象的でした。マスコミが風を強力に吹かせた選挙はこうなります。今回の都議選も、4年前の衆院選と同じく、最初から結果が決められて有権者に投票先が指定された選挙でした。4年前と同じく、争点は「政権交代の是非」のシングルイシューで、「郵政民営化」以上に抽象的で一方的な、そして、地方政治の具体的な課題や地域住民の生活の利害とは無関係な争点でのマスコミ選挙であり、テレビの娯楽ショーとして提供され演出されたお祭り選挙でした。

わずか3か月前、あの森田健作が千葉県知事選挙に当選した事実を忘れるべきではないでしょう。小沢一郎の資金疑惑がマスコミに一斉に叩かれ、そのため、自公は分裂選挙で民主候補は圧倒的な事前の有利を伝えられながら、マスコミの風の前にあっさり敗北を喫しました。小沢バッシングの報道がなければ、千葉県も民主党系の知事が就いていたことは間違いありません。マスコミの吹かす風で一回一回の選挙の勝敗が決まります。そしてまた、組織の万全の機動力を持った公明党は、マスコミの吹かせる風とは無関係に候補者を当選させ、確実に勝利を収めます。公明党がパーフェクトゲームで勝った選挙を、「自公政権にノーを突きつけた選挙」と呼べるでしょうか。要するに、この現実は、マジョリティの保守がマスコミ主催のエンタテインメントとしての「政治」に参加しているだけなのではありませんか。

と、ここまで書いたところで、麻生首相が本日、7月21日解散で8月30日投票を決断したと報道がありました。8月18日が公示。私には、彼が本気で自分で選挙をやるとはとても信じられません。このままだと、7月21日までに両院議員総会で本当に降ろされる可能性が高いし、改革派(新自由主義組)は麻生降ろしに失敗した場合、離党して新党結成に動くでしょう。麻生首相本人が選挙をやった場合は、北朝鮮からミサイルが飛んでくるか、鳩山由紀夫の秘書が逮捕されないかぎり、自民党は130議席以下の大惨敗を喫します。二大政党制の体をなさないほど議席を減らし、まともな次のリーダーも政策も立てられず、離党者が続き、組織として暫く立ち直れない状態になるでしょう。

解散から投票までの日程が長いのが気になりますね。総総分離を考えているのかな。それでも惨敗は必至でしょうが。あるいは、4年前の小泉劇場に倣って、分裂選挙の騒動でモメンタムを作ることを意図的に策しているのか。それと、麻生総理で選挙を戦ったとき、選挙区の創価学会が本気で自民党候補の集票のために動いてくれますかね。この酷暑の中の選挙で。



都議選_z2都議選_z1


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情報操作

 僕が入っているアメリカのケーブルTVでは、週末にフジTVの日本語ニュースをやらないので、ネットのニュースで都議選に民主党が勝利したことを知りました。きょうのこの「世に倦む日日」のエントリは、ネットやTVのニュースばかり観ていると、まったくフィクションのようにちがう角度の切り口で迫ってきます。氏のクリエイティヴィティーのようなものにもいつも感服していますが、実はフィクションであるのはマスコミによる情報操作、そのものである、と言われているのです。情報操作というのはひとつのニュースに対してだけかな、という錯覚がありましたが、実はマスコミ自体が情報操作という大きな権力をもって、政党以上にこの国を動かしつづけているような恐ろしさを感じます。政治の力学のなかに、マスコミという大きな力が既に入っていたんですねぇ。対局する自民と民主だから必ずちがう方向に進むのだ、という大多数の思い込みを一喝されています。いやはや、もうちょっとで今回もだまされるところでした、というのが正直な感想です。いくら「政権交代」しても、ほとんど何も変わらないんじゃねぇ。しかし国民の大半は既にマスコミにだまされていて、もう取り返しがつかない、という事実もまったくフィクションではありません。このブログを購読されている皆さまはどのようにお感じなのでしょうか。 NY金魚

それでも半分

メルマガで世に倦む日日さまの分析を読んでいるとき、「21日解散、8月30日投票か」というニュースが盛んに流れてきました。

本当はどうなのでしょう。ところで、都議会議員選挙で気になった点が二つあります。一つは、投票率が上がったとは言え、50%そこそこであることです。つまり半数の都民は棄権している訳で、これを世に倦む日日さまは、どのように分析されるでしょうか。本来ならば、貧困層が共産党に投票するかと思ったのですが、共産党は議席を減らしていますし…

もう一つは、公明党の総得票が減っていることです。今回、もう少し投票率が上がったならば、公明党の候補者も落選した可能性があったのではないかと考えています。

それにしても「政権交代」の大合唱で、肝心の「政権交代後、どのような政策を実行するのか」という報道がほとんどないのが、残念です。

No title

民主党躍進の影で、共産党・社民党はサッパリでしたね。その現象だけを見るならば、「国民は何も分かっていない」結果と言っていいでしょう。

しかし、僕は、東京都民が変化を求めたことを事実として認識したいと思います。何から何への変化を求めたのか・・。明らかに地方分権への是非などではなく、格差・貧困・医療不安などの新自由主義からの変化を求めたのだと思います。その出口をマスコミに操作されたとはいえ、これは重要だと思います。もし、新自由主義的「改革路線」が日本を良くしたのなら、自民党は大勝しているはずでしょう。

そう考えると、次の課題は自ずと明らかです。民主党に対し、格差や貧困などの国民的課題を軸足にしっかり置いた要求を突きつけることです。橋下と逆方向から民主党を攻めるのです。湯浅さんたちの役割はここのあるのではないかと、僕は思います。その中で、道州制の欺瞞も暴かれていくでしょう。

したがって、僕は今回の結果にそれほど絶望していません。むしろ、これからだと思っています。

No title

東京都議会選挙の開票結果を深夜まで見つめ、心から歓喜の思いに浸っている一人です。

最近、『世に倦む日日』さまのプログを拝読し、極めて違和感を覚えている私ですが、今日の記事を見て気がついたのは、これは≪今春1月20日の冒頭記事と同じ≫ではないか、の思いです。
≪麻生首相の解散戦略は打つ手がない。任期切れの9月まで、政権を引っ張る以外に眼中がない。自民党幹部の頭にあるのは、長く引っ張っている間に(神風が吹いてくれる)ことで、たとえば西松建設がらみで小沢一郎への嫌疑が発覚するとか、北朝鮮がてトボンの発射実験をするとか、その類の軌跡が起こるのを待つだけである≫

そのあとに、ブログ氏の今日を予測する論述が続くのですが、
≪今回の選挙は、経済がマイナス10%の収縮と不況の中での選挙となる≫と述べられているように、まさしくその選挙となっています。そして≪現在の私(ブログ氏)の予測では、民主党290議席、自民党100議席、改革新党(自民離党者)30議席となり、【民主党単独政権(400議席の過半数)】が出来上がる≫
と、今日を予測した卓見を述べられています。

その論述を読み返し、当時は『民主党政権の閣僚人事』の予測も書いていらっしゃったし、私の偏見かも知れませんが、先日の麻生政権崩壊後の『自公政権の閣僚人事』の予測などを、このサイトで読ませていただくなんて、予想もしなかった≪先日の予測人事≫の論述です。もちろん、明治維新後の≪西南の役≫があったように、政権交代後様々な矛盾が露呈することは予想されますが、私にとっての第一義の問題は、生きているうちの【政権交代】です。
失礼ですが、その頃(今春初頭)の論述と、ブログ氏は、相当軸足を変えていらっしゃるように思えてなりません。

私はいわゆる【左翼プログ】の存在を知りません。しかし、その左翼ブログの影響で、東京都議会議員選挙が行われたとは絶対に思いません。現在の鬱積した国民の麻生政権への不満の爆発が、四年前の≪小泉首相の郵政選挙≫と同じ、という論理には納得できません。小泉首相が≪自民党をぶっ壊す≫といったのは≪自民党を延命させるための手段≫であり、幻想かもしれませんが、民主党が主張する≪霞が関崩壊≫は明治維新以来の、革命的な≪国家秩序の改革≫と信じています。

その意味で、昨日の東京都議会選挙の結果をを心から歓喜に浸っている一人です。



No title

ブログ主さんへお願い、どんな投票行動が望ましいか、選挙までに取り上げてください。
ふとしたきっかけでこのブログに出会って以来、熱烈に支持しております。自分も、何より格差社会に反対する者であります。先日は、何となく良かれと思っていた道州制の危うさを、その裏側を教えていただいて、考えを改めているところです。
同様に、何となく民主と捉えていましたが、その危うさも提示していただきました。一方、支持された湯浅氏の動きも新党までは難しそうです。自民なのに「自殺者がこんなに出るのは政治家としてつらい」と竹中氏へ語った加藤氏、同様のことを言っていた亀井氏といった事例もあります。
ということで、反格差・反貧困につながる道をとりあげていただけますよう、お願いします。

No title

或る「民主党員」は面白い指摘をしておられます。

以下のURL参照;
http://hiroseto.exblog.jp/10604150

20年前の日本社会党が都議会議員選挙で「躍進」し、2年後に「背信」して「鈴木俊一氏の与党」に「転向」し、その2年後の都議会議員選挙で政治不信の一因の責任を取らされて「惨敗」し、その後の「日本社会党の崩壊」の引き金を引き、「社会民主党」に「名称変更」した「現在」でも、議席が取れず、「都政からの追放状態」と成っています。

それが現在の「貧困問題」に拍車を掛けたか、は解りませんが・・・。
 
これから色々、「都議会与党」から「悪魔の囁き」が送られる、都議会民主党を、かつての日本社会党の「二の舞」をしない様に「突き上げ」続けるしか無いでしょう。「投票の意味」を失わない様に・・・。

日本共産党には、「次期都知事選」まで、「民主党が与党化」しない様に監視して欲しいものです。

「8月30日」投開票ならその間、8月6日は広島原曝記念日に、「妙に人気がある!?」田母神俊雄氏が、広島市長の反対を押し切って「講演」する予定があり、加えて8月15日は終戦(敗戦?)記念日で、多くの「立候補予定者」が「靖国神社」に参拝するでしょう。

この2つの事を利用して、自由民主党の人達が、「先制攻撃」「靖国公式参拝」派を多く抱える、民主党を「非国民」と攻撃し、「政権担当能力」の問題に結びつけるかも知れませんね。

「貧困問題」を何とか、選挙の焦点に遠ざけようとするのは、目に見えているので、我々は「流れ」に乗らず、「抵抗の姿勢」を見せなければ駄目です。

この時を逃したら、「世界の中の日本」どころか、日本は「内部崩壊」します・・・。

「自由民主党が130議席」に成った場合、前原氏・長島昭久氏・松原仁氏等の「民主党内野党」は、「与党の旨味」を振り切って、民主党を脱党するのか、「見物」ですね。

「主義・主張」には共感出来ませんが、「選択肢」は明確に成ります。

私は、「偽装」(?)になるかも知れませんが、(旧)ソ連のゴルバチョフ氏が共産党の解体を宣言した様に、麻生氏が自由民主党の解体を宣言した方が良いと思いました。

官僚独占主義・新自由/新保守主義・復古/国粋主義者と言った、「相容れない」人間が同居し、終いには統一教会・幸福の科学や創価学会と言った「反共産主義宗教団体」に「喰われた」怪物に成り果てています。

それも出来ないのなら、「野党に転落させ、自然解党」させるしか、ありません。

結局、日本社会党と「同じ運命」にするしかないのかな・・・。
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