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組合動員の6千人集会と久野収的市民主義の理想 - 1・30日比谷

1・30集会_1昨日(1/30)、日比谷公園の野外音楽堂で開かれた「普天間基地はいらない1・30全国集会」に参加してきた。日中は暖かかったが、会場はちょうどステージの屋根が陽射しを遮って影になる角度になり、コンクリートの座席の腰が冷え込んで寒かった。開始時刻である午後2時の5分前に野音の門をくぐったが、門の周辺には、いわゆる左翼系の市民団体や政治組織がビラ配りにびっしりで、まるで大学の新勧運動の賑わいのようであり、掻き分けて中に入るのに一苦労させられた。会場に入ると、すでにほとんどの席が埋まり、側面や後方に立ち見客が溢れている状態だったが、よく見ればポツポツと空席はあり、私は会場の中央前方まで踏み込んで座れる席を見つけた。参加者は主催者発表で6千人になっている。だが、実際は4千人ほどだろうか。主催者の事務局が最後にこう言った。「プラカードを座席分の3700枚用意したが、それが全部捌けて、これほど大勢の立ち見がいるから、参加6千人を主催者発表にします」。都内の集会としては「久々の大規模」と主催関係者が語っている記事がある。それは本当かもしれない。が、どの報道も書いていないことがある。それは、この集会が社民党系の労組が全国から動員をかけて開催した集会だったという事実だ。ネットで書かれているイメージとは違う。一般市民の参加はきわめて少なく、組合の運動員が中心の集会だった。

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「世界」2月号の普天間特集 - 問題を解決するのは花神の伊波洋一

世界2月号_1名護市長選から3日後の1/27も平野博文の暴走は止まらなかった。開き直りに次ぐ開き直りで、「地元との合意は不要」「法的措置はある」の発言を繰り返している。昨日は参院予算委の答弁に立つ場面があったが、野党の追及は手ぬるく、平野博文の増長を一撃する質問にはほど遠いものだった。沖縄の民意が踏みにじられている。踏みにじっているのは、沖縄県民が期待を託して一票を入れた民主党政権だ。国会で野党が何も追及できないのなら、ジャーナリズムがその任を負わなければならないが、残念ながら、今日(1/28)の朝日新聞の紙面には平野博文の暴言問題について一行も記事がない。不自然に沈黙している。やはり、官房機密費が新聞幹部に流れているのだろうか。ようやく、中日新聞(東京新聞)と西日本新聞信濃毎日新聞が口を開いた。地方紙には官房機密費は行き渡っていないようである。だが、地方紙の反応も鈍すぎると言わざるを得ない。同じ事が自分の県で起きたらどうするのか。米軍基地の建設を押しつけられ、反対する首長を地元住民が選挙で当選させ、官房長官が地元との合意は不要だと民意無視の発言をしたとき、その新聞社は黙って口を閉じているのか。それとも、それは問題が起きた県の自己責任だから、その県の新聞だけが反論すればいいと言うのか。何故、地方紙は沖縄の問題を自分の問題だと考えられないのか。琉球新報に加勢して声を上げることができないのか。

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テレビ局はなぜ稲嶺進をスタジオに呼ばないのか - 田中均の復権

名護報道_11/25の「(名護市長選結果を)斟酌する理由はない」の発言について、当然、陳謝と撤回があるだろうと思っていたが、豈図らんや、平野博文は翌日1/26の会見で傲然と開き直り、普天間移設について地元の合意なしでも法的には可能などと言い出した。つまり、国の強制執行で辺野古を埋め立てるという暗示である。平野博文の暴走が止まらない。私は、鳩山由紀夫が1/25中に平野博文を譴責して、1/26には陳謝をさせるだろうと楽観的に予想していた。しかし、この開き直り方を見ると、どうやら鳩山由紀夫は平野博文にわざと挑発的な暴言を吐かせて、5月決着の最終決定を辺野古案にする布石を打っている。要するに名護市長選の民意に対する政権側のカウンターの政治であり、沖縄県民に(民意拒絶の)本音のメッセージが発信されている。1/27のマスコミ報道に注目したが、テレビのワイドショーはフジを除いて無視を決め込み、TBSもテレ朝もこの重大事件を話題に取り上げなかった。TBSとテレ朝が平野博文の暴言の上塗りを問題にしなかった理由は、平野博文から官房機密費が流れているからである。みのもんたと三反園訓にカネが渡っている。三反園訓と平野博文の癒着については、すでに衆院選の時点で露骨にズブズブの状態で、私はその疑惑を9/17の記事の中で書いていた。官房機密費はマスコミ対策に使うのである。

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沖縄レポ(2) - 喜納昌吉と照喜名竹美の島唄ライブパフォーマンス

沖縄レポ_2_1昨日(1/25)、名護市長選の結果が出た翌日だが、官房長官の平野博文が記者会見で「(普天間移設問題で)政府が選挙結果を斟酌しなければならない理由はない」と暴言、テレビ報道で大きく取り上げられた。この発言は、まさに平野博文の政治家としての無能を曝け出したもので、鳩山由紀夫からも注意を受けたに違いない。頭の中がカラッポで政治センスのない平野博文らしい失態だが、こういう人物を官房長官の要職に据えていること自体が異常で、鳩山由紀夫の政治に対する責任感の欠如を端的に証明している。この男が官房長官で、沖縄基地問題検討委員会の責任者を務めているという人事こそ、鳩山政権が普天間問題について無策で、何も解決策を出す意思がないという内実を露呈している。平野博文は、自分がどういう立場かを理解しておらず、この問題の重要さや深刻さを何も気づいていない。早速、福島瑞穂や新市長の稲嶺進から批判が上がったが、こんな軽薄な男の無神経な失言と陳謝に振り回される沖縄県民や日本国民は全く不幸だ。県外国外移設を掲げて衆院選を戦った民主党が勝利し、普天間問題で揉めに揉めて三党合意を成立させた鳩山政権にとって、名護市長選の勝敗は最も注目された政治上の重要案件であり、政府が簡単に無視できる民意ではないではないか。平野博文には官房長官は務まらない。平野博文を官房長官から外すか、せめて沖縄基地問題検討委員会の長を別の人間に代えるしかないだろう。寺島実郎を推薦したい。

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沖縄レポ - 嘉数高台公園の緋寒桜、普天間第二小学校のコスモス

沖縄レポート_1激戦が伝えられていた名護市長選は、開票と同時という意外な早さで基地反対派の稲嶺進が当選した。事前の報道では、当選が決まるのは深夜になるだろうと言われていた。最終的な開票結果を見ても、両候補は僅差で決して圧勝とは言えない。1/23(土)に名護市街と辺野古を訪れて、稲嶺進の選挙事務所や辺野古の座り込みテントの人から話を聞いたときも、楽観的な予想は誰の口からも出ず、ほとんど半分は負けを覚悟したような口ぶりだったのに驚かされた。「勝っても負けても同じだ」、「勝ち負けは関係ない」。そういう言葉が返ってきたので、ひょっとしたら逆転敗北の事態もあるかなと思っていた。実際のところ、現行案支持の民意を得たい政府側は、現地に相当なテコ入れや締めつけをしていたのだろう。投票前日の1/23の午後、辺野古漁協の座り込みテントに辿り着いたとき、そこに偶然に大田昌秀がやって来た。今回の名護市長選の勝利は、敗北した2年前の岩国市長選以来の画期的な意義があるもので、日本の政治史に残るものと言える。ここから勝ち続けなくてはいけない。今年末の沖縄県知事選を勝ち、日本の政治の流れを変え、変化の方向を不可逆的で普遍的なものに固めなくてはいけない。政府が締めつけをするのは米国が日本政府を締めつけるからで、米国にそれを諦めさせ放棄させる必要がある。米国側は参院選と県知事選で巻き返しを図ってくるだろう。

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小川敏夫議員と森ゆう子議員へ - 検察とマスコミに対抗する3提案

小川敏夫_1こんにちは。報道がありました「捜査情報漏洩対策チーム」について、その取り組みを支持する国民の立場から意見と提案を申し上げます。今回の陸山会資金疑惑の問題は、政治とカネをめぐる事件であると同時に、検察による不当な政治介入の事件としての性格が甚だしいものです。カネによる支配から民主主義を守ることは重要ですが、検察権力が司法の分限を越えて政治に介入する異常な事態は、この国の民主主義にとって深刻な危機であり、戦前の軍部の暴走を想起させる不吉なものと言わざるを得ません。捜査権と逮捕権と訴追権を持った検察が、その権力を法と正義を守るために行使するのではなく、議会の特定の政党勢力を攻撃する目的や党指導者の失脚を意図して政治的な思惑で行使することは、民主主義を根底から危うくするものであり、国民として看過容認することができないものです。検察と現政権が全面的に対立する今の現実は異常で不毛であり、われわれも当惑を覚えますし、巷間言われるように発展途上国的な醜態ではあるのでしょうが、その責任は民主党政権にあると言うよりも、むしろ小沢一郎氏ばかりを執拗に加虐的に狙い追い回す検察の私怨的捜査の側にあると見るのが客観的と言えるでしょう。素朴な疑問として、われわれ国民が感じるのは、検察はなぜ自民党の不正については捜査怠慢で、民主党の特に小沢一郎氏ばかりを血眼になって追尾するのかという問題です。

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幹事長辞任へ - 民主党はリーク担当検事の名前と所属を暴露せよ

幹事長辞任_1小沢一郎が事情聴取に応じる姿勢に転換した。昨日(1/18)、「検察が再度の聴取要請」の報道があり、おそらくこれが最後通牒で、応じなければ今週中に逮捕(許諾請求)に踏み切るだろうと見ていたが、小沢一郎の方が先に折れて検察の聴取に出向く対応になった。党内や世論で上がっている「聴取に応じろ」の声に押されて従い、逮捕を回避して検察の機先を制する行動に出たという意味だろう。逮捕の方針で固まっていた検察は、作戦の練り直しを迫られ、起訴するか不起訴にするかの判断を再び検討しなくてはならない。検察内の慎重派は、小沢一郎の聴取応諾を勝利と捉え、これで手打ちにしようとする向きもあるだろう。鍔ぜりあいの水面下の交渉で、そういう結論になった可能性もある。ただ、どうやら小沢一郎の幹事長辞任は確定的なようで、検察が聴取応諾で不起訴処分を取引する前提として、幹事長辞任が条件に入っていることは間違いない。そう考える根拠は、昨日の小沢一郎の発言である。「できる限り公正な捜査に協力しながら、早い機会に国民の皆さんにも理解できる結論を得て参院選に臨みたい」。夕刻に行われた福井市内の記者会見でこう言っている。「国民の皆さんにも理解できる結論」とは、考えるまでもなく、幹事長辞任しかあり得ない。この発言は、国民へのメッセージであると同時に検察へのメッセージであり、幹事長辞任の条件受諾を公式に(検察に)伝えたという取引の政治を意味する。

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『龍馬伝』第三話を見る - 山を越えて土佐を出る、脱近代の高速道

龍馬伝第三話_1『龍馬伝』の第三話では、広末涼子が一弦琴を弾く場面があった。この番組は小道具の演出が素晴らしい。第二話では日本史の教科書で習った千歯こきが登場して印象を残したが、第三話では土佐一弦琴が出た。宮尾登美子が小説を書いていて、何年か前にNHKの連続ドラマにもなっていた記憶がある。それと、今回の放送で特に感銘を受けたのは、武市道場での乱取り稽古のシーンで、数秒間だったが、迫力のあるリアルな映像に驚かされた。以蔵の剣の型について本格的な考証が入っているようにも感じられたし、それ以上に、あの強烈な乱取りは本当に剣道をやっている(有段者のレベルの)人間の実演そのもので、とても未経験の俳優が短時間の演技指導で見せられる代物ではない。少しでも剣道を経験した者であれば、それはすぐにわかる。作品に賭ける監督と演出家の真剣な意気込みが伝わってくる。細部が充実している。手抜きしてないどころか、細部を見せて視聴者を感動させている。テレビの時代劇としては、ディーテイルが目を見張るほど完成度が高い。第二話のラストでの児玉清と福山雅治が歩く高知城下の背景も見入らされたが、スタッフは場面の一つ一つに(説明はなくとも)具体的な実在を想定し、その歴史的情景の再現を意識している。映像作りが絵コンテ的であり、場面の隅々まで凝っていて、黒澤明の製作手法を思わせる。それでいいと思う。日本の時代劇は黒澤明的でなくてはいけない。

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検察の司法権力の濫用と政治介入 - 不公正で恣意的な裁量主義

司法権力_1小沢問題を特集した本日(1/17)のサンデープロジェクトで、出演した元東京地検特捜部長の宗像紀夫が、検察は小沢一郎の立件に動くだろうと予想を述べた。私も同じ見方である。容疑は政治資金規正法の虚偽記載に関わる共犯もしくは監督責任。石川知裕が逮捕された翌日(1/16)の朝日社会面の記事の中で、岩井泰信(日体大)もこの見方を示していた。小沢一郎起訴の方針は、検察内部で未だ最終決定には至っていないだろうが、逮捕者の取り調べで得た供述と家宅捜索で押収した証拠が揃い、さらに小沢一郎側の対応と政局を見据えた上で、その決断へ歩を進めるものと思われる。在宅起訴ではなく小沢一郎の逮捕もあるだろう。検察を支持する世論が高まり、内閣支持率が急落する状況になったとき、検察は勝負を詰めやすくなる。カギは石川知裕の自供ではないか。私は石川知裕が落ちるのではないかと疑っている。秘書3人を一斉逮捕したのは、3人に供述させて各自の証言矛盾を導出するためで、逮捕された側はよほど事前に準備して供述を固めておかないと検察の誘導尋問に嵌ってしまう。検察の狙いは小沢一郎の関与の一点で、そこを否認し抜けばいいわけだが、若い石川知裕(36歳)と、もっと若い池田光智(32歳)の二人が、果たして特捜部の尋問に耐えられるかどうか。昨年の西松事件の際は、大久保隆規(48歳)が逮捕されたが、大久保隆規は長い拘留を耐え抜いて遂に口を割らず、小沢一郎をよく守り抜いた。

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落としどころは幹事長辞任 - 小沢一郎が事情聴取を拒否する理由

強制捜査_1これまでの報道では、小沢一郎は特捜部の任意の事情聴取に対して応じる意向と言われていた。ところが、実際には水面下で駆け引きがあり、昨日(1/13)の強制捜査時に検察からリークされた説明では、小沢一郎は1/5の聴取要請に対して拒否を続けていた。無論、拒否というのは検察側の言い分で、両者の側に言い分がある。駆け引きの中身は、昨夜の報道ステーションで星浩が簡潔に解説したとおり、事情聴取が未記載4億円の原資に触れるかどうかの攻防であり、その点に触れるなら聴取には応じない旨を小沢一郎が検察に伝えていたことになる。結局、業を煮やした検察が強制捜査に踏み切り、小沢一郎に脅しを突きつけた格好になった。テレビ報道では、原資には三つの可能性があると説明している。(1)ゼネコンの裏献金、(2)解散した政党資金の流用、(3)小沢一郎の個人資産、である。この解説は、テレビ各局の担当記者が朝のワイドショーで口を揃えて同じフリップで同じ話を言っていて、要するに、昨日の検察リークの口移しだという裏が察知できる。つまり、検察の当初の方針は、小沢一郎を任意の参考人聴取で呼び、原資は個人資産だったという供述を形式的に取り、それで元秘書2名を在宅起訴して、1/18の国会開会前に一件落着させようとしたという設定になる。ところが、小沢一郎が事情聴取を拒否し続けたため、当初に描いたマイルドな決着が図れず、全面対決の強硬手段に出たという波乱の展開に至った。

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クローズアップ現代「変わる巨大メディア・新聞」 - 日米の新聞危機

クローズアップ現代_1昨夜(1/12)のクローズアップ現代は、「変わる巨大メディア・新聞」と題して、日米の新聞業界の経営難の実情と、その中で生き残りを模索する日本の新聞社の様子が特集されていた。解説席には立花隆が座り、わかりやすく見応えのある30分間の報道番組に纏められていた。NHKの取材と構成の切れ味は素晴らしい。先に率直な感想を言えば、朝日新聞が潰れても、読売新聞が潰れても、NHKの報道は潰れずに国谷さんの番組は続いているだろうと確信したことで、この回を見落とした方はぜひ再放送をリクエストして欲しい。年をとっても国谷さんはかわいい。今回は、日本のジャーナリストの代名詞的存在である立花隆との対談に嬉々として、息が合ったインタビューを楽しみ、民主主義に関わる重要な問題を説き語りながら、視聴者に楽しい時間を送り届けていた。この番組の視聴率(顧客の満足)は、一にも二にも国谷さんの魅力と個性に拠っている。番組の前半、米国における新聞社の経営危機が紹介された。07年に4千万部を超えていた米紙の発行部数は、2年間に1千万部減少して3千万部に落ちていた。さらに金融危機の影響で広告収入が激減、地方紙中心の米国で昨年1年間に50紙が廃刊に追い込まれていた。カメラが入った西海岸有力紙のサンフランシスコ・クロニクルでは、1200人いた社員の半分以上の700人が解雇、空室になった旧編集局が映されていた。

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岸井成格の嘘とマスコミによる検察の買収 - 検察リークは廃止せよ

検察リーク_1小沢一郎の資金疑惑については大きく三つの問題が言われている。第一は、資金管理団体の陸山会が04年に購入した土地取引をめぐる問題で、購入原資の4億円が政治資金収支報告書に未記載だったとされる疑惑である。第二は、小沢一郎が新生党と自由党を解散させた際、二党の政治資金の残金を自分の政治団体に移動していた疑惑で、報道によると解党によって私物化された資金の総額は23億円に上る。そのうち9億円が政党助成金の交付によるものだとされ、現在も17億円がプールされたままだと言う。第三は、民主党の組織対策費に関する疑惑で、小沢一郎が民主党の代表に就任した06年以降、3年間に22億円の巨費が組織対策費として山岡賢次と佐藤泰介と輿石東の3人に支出されていた問題である。使途は不明。自由党・新進党時代には、4人の議員に75億円の組織対策費が支出され、そのうち31億円は藤井裕久に渡されていた。年末から年始にかけて、小沢一郎の資金疑惑に関する報道が夥しく、新しい情報が次々噴出し氾濫して、正直なところ何が何だかよく分からない混乱状態になっている。二つだけ確実なことがあり、一つは、これら全ての疑惑情報が特捜部を通じてマスコミにリークされて出されているという点と、検察が立件するのは第一の土地取引に関する収支報告書虚偽記載だけで、秘書だった石川知裕と大久保隆規の2名が刑事責任を問われて起訴され、小沢一郎は形ばかりの事情聴取で放免され、通常国会開会前に捜査終了になるだろうという点である。

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『龍馬伝』第二話を見る - 好感の持てる本格的時代劇の製作姿勢

龍馬伝_1週末になると、政治を離れて『龍馬伝』に関心が移る。第二話は、久万川という川の堤防を龍馬が周辺の農民を指揮して築くというお話。こんな話は聞いたことがなく、見る前は興味が乗らなかったが、ドラマの中身は面白く仕上がっていた。久万川は本当にある。高知市の北を東西に流れる小さな川で、東の南国市方面から流れて来る国分川と合流し、川幅を広げて南下して浦戸湾に注いでいる。地図を眺めていると、当時の高知の城下の北辺の境界が久万川だったのではないかという想像が浮かぶ。城下全体の設計において、東辺の堀が南下する国分川で、南辺の堀が鏡川で、三本の河川を大外堀としたのではないか。それから、さらに想像を逞しくすると、北を流れる久万川が黄河で、南を流れる鏡川が長江で、その中間を流れる小さな江の口川が淮水のような、そんなミニチュアのメタファーの趣も感じられる。久万川中流の南岸には、広末涼子が通っていた市立城北中学校がある。久万川は実在するが、ドラマで二つの村の百姓が喧嘩する高瀬村と猪俣村は実在したのだろうか。NHKはそれなりに時代考証の根拠を持っているはずだという意識が働き、つい地図と睨めっこしてしまう。高瀬村はないが、高須村という村が国分川の東岸にあった。元の長岡郡高須村。昭和17年に高知市に編入され、現在は高知市高須となっている。猪俣村を連想させる地名はない。敢えて当て嵌めれば、現在の一宮とか薊野の辺りの村だろうか。

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政治主導とは何か - 800兆円の借金を作った責任者は財務省だ

政治主導_1昨夜(1/7)のテレビ報道は、財務省に初登庁した菅直人の就任会見がトップニュースだった。菅直人は三役会議の席上、「副総理になったときよりカメラの数が多い」と言っていたが、おそらく、これまでの政治家人生で最も多く報道の対象にされた日だっただろう。為替相場に介入する内容もあったため、国内以上に海外のメディアに注目されて記事が配信されている。BBCFOXなどのテレビもニュースで取り上げた。昨日の海外の報道機関の記事は、東京から駐在員が発信したものばかりだが、いずれ、ニューヨークタイムズやワシントンポストが論説を出すに違いなく、そこでは、市民運動家出身の経歴を警戒的に紹介して、日本政府不信を露骨に表現した論調のものになるだろう。ホワイトハウスでも、国務省からの分析を交えた緊急報告が入っているだろうが、どのような評価や議論になっているだろう。察するに、藤井裕久から菅直人への政策主導権の移行は、現在の米国政府にとっては歓迎よりも失望の方が大きかったはずだ。M.グリーンやアーミテージらジャパン・ハンドラーズの面々が蒼然として臍を噛む様子が目に浮かぶ。彼らのカウンターパートで軍産複合体のエージェントである森本敏、岡本行夫、春名幹男らも、慌ただしく情報交換に追われながら神経衰弱が限界に達しているのはないか。その姿を想像すると小気味がいい。彼らにとって藤井裕久の失脚は恐れていた最悪の事態なのだ。

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菅直人は丹呉泰健を更迭せよ - 政治主導の証明は人事権の行使

菅財務相_1今回は、鳩山由紀夫らしくなく素早い決断を下した。朝日新聞の政界面(2面)を読むと、興石東が鳩山由紀夫に1/6中の即断を促したとある。今回もまた、小沢一郎に背中を押されて優柔不断を回避できた結果になった。鳩山由紀夫は藤井裕久への慰留を続ける気でいて、藤井裕久と財務省(丹呉泰健)は野田佳彦を据えるべく画策していた。鳩山由紀夫が藤井裕久と財務官僚を切り、権力をトロイカで運営する体制を選んだという政治になる。この体制こそが民主党政権の本来の姿であり、安定的なパワーバランスの構図であり、菅直人が政策のヘゲモニーを握ったことで、ようやく本来の政治主導を期待できる局面が到来した。これまでの鳩山政権の「政治主導」は、マスコミが捏造した見せかけの虚像であり、実際には財務官僚が操縦桿を握って政策と予算を差配する官僚主導の政権そのものだった。菅直人が財務相に就いたことで、特別会計への切り込みや天下り法人の整理が具体的に着手されるだろう。マニフェストで207兆円のうち9兆円を無駄の削減で捻出すると言いながら、鳴り物入りの事業仕分けの政治ショーでわずか1.6兆円しか削減できなかったのは、特別会計と公益法人がそのまま温存されたからで、財務省が最初からそのように事業仕分けを設計したからである。金子勝が指摘しているとおり、来年度予算は官僚の思いどおりに積み上がって膨張した。そして、例年どおり財務官僚が財政危機をプロパガンダする予算となった。

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藤井辞任の政治 - トロイカの復活、菅直人が政策のヘゲモニー掌握

藤井辞任_1藤井裕久の「辞意」が確定的な事実として報道されたのは、昨夜(1/5)の夜10時前だった。NHKの7時のニュースの時点では、「医師の診断待ち」の報道であり、9時のニュースでも同じ報じ方のままだった。それが、9時のニュースの終了間際に臨時ニュースのように青山祐子の口から「辞意」が伝えられた。そのとき、テレ朝では報道ステーションが始まっていて、こちらでは最初から「辞意」でニュース原稿が固まっていた。それだけでなく、「辞意」が単に健康問題によるものではなくて、小沢一郎との確執という政権内の権力闘争を理由とする「政変」である事実が明確に報道されていた。これはおそらく、昨夜、星浩が直接に藤井裕久本人に取材していて、報道ステーションの放送時間に合わせてスクープにしたものだ。星浩が直前に番組に情報を提供したのだろう。藤井裕久は星浩に事情をリークした後、すぐにNHKの記者にも同じ情報を与えたのに違いない。「辞意」は本人の口から発信されている。それは、辞任を早急に既成事実化するためで、「慰留」で時間稼ぎしようとする鳩山由紀夫の動きを封じるためだ。後任人事で二人の間に悶着があるのだろう。報道ステーションの説明は実に生々しかった。藤井裕久の鳩山由紀夫に対する怨念と小沢一郎に対する憎悪がそのままぶちまけられたニュース原稿になっていた。この問題は大きい。鳩山由紀夫は、これでますます政権運営の意欲を失うだろう。藤井裕久は鳩山内閣の要だった。財務相の藤井裕久と官房長官の平野博文の二人が、まさにチーム鳩山そのものだったからだ。

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2010年の日本の政治 - 普天間問題が参院選の争点になった場合

2010年の政治_112/22の朝日新聞で、政治学者が政権交代から100日経って内閣支持率が急落した鳩山政権について論じている。山口二郎は、「民主党が実現したい目標やコミットすべき価値観を明確に打ち出せないなら、単なるカオスを生むだけ」と現状を批判、新政権がめざす政策の基軸を出していないと苦言で呈している。後房雄は、「政権交代の意義は、政策の中身ではなく政権交代可能な枠組みを作ったこと」だと従来の持論を展開。小選挙区制の現行制度を礼賛し、政党間の政策の違いなど問題ではないと言っている。後房雄の見立てでは、政権交代を繰り返せば二大政党の政策の違いも明確になるらしい。噴飯で笑止と言わざるを得ないが、記事の中で私が注目したのは、保守論客である西部邁の議論だった。曰く、「変化それ自体がよきものであるという根拠は何もない。民主主義にもし唯一可能性があるとしたら、少数意見をいかに尊重するかにかかっている」。正論だ。西部邁によると、談合政治と言われながらも少数意見を調整によって取り込んだ嘗ての自民党と社会党の55年体制の方に、現行の二大政党制よりも積極的な意義が認められると言う。全く同感する。この記事は文化面(35面)に載っていて、政治部の記者の手によるものではない。西部邁の発言を拾ってなければ、いつもの朝日らしい些末な記事だと無視するところだったが、西部邁の「二大政党による政権交代」批判の言に大いに納得させられた。

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『龍馬伝』 ? 司馬遼太郎に依拠しつつ『竜馬がゆく』から脱皮する

龍馬伝_1大河ドラマ『龍馬伝』の第1回は、予想以上に面白い内容に仕上がっていた。年末からの前宣伝が洪水のように夥しかったため、多くの人が見ただろうと思っていたら、視聴率は意外に低い結果となった。『坂の上の雲』と『紅白歌合戦』と『龍馬伝』、この三つの番組の前宣伝は怒濤のように凄まじかったが、私はそれを鬱陶しいとも感じることなく、チャンネルを民放に替えないままテレビの前に座っていた。最近のNHKの視聴率対策は実に戦略的で、民放など足下も及ばないほど視聴率(シェア=市場占有率)に拘った編成に徹している。大型番組を告知案内するプレ企画がそれなりに視聴率を取れる事実を知っていて、同時に、そうやって期待と関心を高めて本番の放送の視聴率を稼ごうとする。昨夜(1/3)の数字はNHKにとっては不本意なものだっただろう。視聴率は低く止まったが、中身は素晴らしかった。初回放送のテーマは土佐における上士と郷士の対立で、75分間の中でこの問題が執拗なほど十分に描かれていた。視聴者は前宣伝から受けた印象とは全く違う衝撃と感動を第1回で感じたに違いない。明るく溌剌とした龍馬の人格が育まれる家庭や周囲の環境が描かれ、青春ドラマの伸びやかなイントロになるだろうと思っていたら、そこに映し出されたのは土佐の階級社会の過酷で壮絶な現実だった。第1回の映像の断片は前宣伝で何度も使われていたが、誰もこのような深刻な中身だとは想像できなかっただろう。NHKの見事な演出と言える。

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内橋克人と金子勝の元日ラジオ対談 ? 経済学者は予算案を出せ

元旦対談_1新年が始まった。今年はNHKが坂本龍馬の大河ドラマを放送するということで、年末年始のテレビはその宣伝と話題で一色になっている。羽田空港のロビーにもNHKの大きな垂れ幕が掲げられ、JALの機内では「龍馬の長崎」を観光キャンペーンするプロモーションビデオが流されていた。電車に乗ると、三菱地所が丸ビルで開催する「龍馬と土佐の志士たち」の展示イベントの吊り広告が目に入った。福袋の買い物客を丸の内の商店街に呼び込む商業企画だ。家に帰ってテレビを見れば、ソフトバンクが龍馬を題材にしたCMを流している。どこを見ても歩いても龍馬ばかり。時代を新しく切り開くヒーローの出現を願う国民の気分が充満し、ドラマへの期待と関心を高め、NHKの商売に小躍りする新春となっている。誰もが龍馬のような男に登場して欲しいのだ。全国の「龍馬ゆかりの地」が競うように観光企画を発表して、テレビやネットで情報を流している。丸の内も「龍馬ゆかりの地」の一つだった。1/4から1/8まで高知物産展を丸ビルで開催すると記事にある。弥太郎は安芸の生まれ。検索エンジンを回したら、12月に三菱グループ20社の幹部が市を訪問した話が安芸市長のページに書かれていた。「龍馬伝」を地域の観光や物産の事業に活用しようと必死で動いている裏側の事情がよくわかる。地元の元旦の新聞には広末涼子が大きく特集されていた。美しい。今が旬の女優。「たそがれ清兵衛」の頃の絶頂期の宮沢りえを彷彿とさせる。

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