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中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか』を読む (2) - 政治と転向

中谷巌(2)_1昨夜(1/29)放送された NEWSWATCH9 をご覧になられた方も多いだろう。中谷巌が映像で出演して、新自由主義からの転向を語っていた。NHKが特に焦点を当てて引き出したのは、「日本企業の強さは現場の一体感であり、派遣切りはそれを損なう」というメッセージだった。「社会の歴史や文化の問題を無視して経済学の論理だけで構想を立てることはできない」点も強調されていた。港区で開かれている中谷巌の「講座」にカメラが入り、そこには大手企業の若手幹部が「学生」として聴講していて、中谷巌の新自由主義批判に対して激しい反論を加えていた。曰く、「派遣がいいという人間もたくさんいる」、「資本主義や市場原理主義を批判しすぎだ」、「アメリカの資本主義があったから日本経済はここまでよくなったのではないか」。現役の新自由主義者の小僧たちの威勢のいい弁である。私は鼻で笑いながら見ていた。品川でのこのセミナーは企業が金を出して社員に参加させているもので、社員たちの自前ではない。外部研修は企業が経費削減をするときは最初にカットが及ぶ費目である。

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中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか』を読む (1) - 懺悔と学歴

中谷巌(1)_1aどの本屋に行っても、中谷巌の本が最も売れる場所に平積みされている。昨年末の12/20に出版され、まだ1か月しか経ってないが、すでに10万部が売れ、売れ行きはさらに増す勢いにある。今夜のNHKの NEWSWATCH9 に出演が予定されていて、懺悔を始めてから初のテレビ出演の機会となった。遠からずサンデープロジェクトにも顔を出すことだろう。世間注目の旬の人であり、一気にマスコミで引っ張りだこされる存在になった。昨年末に週刊現代に衝撃の転向と懺悔の記事が出て注目を集め、それから東京新聞や東洋経済など多くの新聞や雑誌に登場して、竹中平蔵に先行して構造改革を扇動したことの過誤を自己批判してきた。それらの記事がネット上にも多く紹介されていて、どれを読んでも同じ内容が書かれている。実は、本にも新聞や雑誌に出ている内容と全く同じことが書かれていた。読後の率直な感想として、情報の中身という面では、わざわざ本を買ってまで読む必要はないように思われる。だが、中谷巌の「懺悔」は政治的にきわめて重要な問題だ。

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オバマ政権の対日政策 (2) - ブッシュの延長とクリントンへの回帰

オバマの対日政策(2)_1就任式を終えたオバマ新大統領の初仕事は、国務省に足を運んで新長官のヒラリーを職員に紹介することだった。そのとき、新大統領の外交施政方針の第一声とでも言うべき重要な言葉が発せられたが、それは「イスラエルの自衛の権利を支持する」というもので、イスラエルのガザ攻撃を明確に支持する意思表明だった。Let me be clear: America is committed to Israel's security. And we will always support Israel's right to defend itself against legitimate threats.. 聞きながら大いに失望させられたが、その映像が流れた1/23の報道ステーションでは、空爆で廃墟のようになったガザにカメラが入り、一人の子供が記者に向かってイスラエルの侵攻の真実を証言していた。「僕の弟は目の前で頭と胸を撃たれて殺された」。事実は誰の目にも明らかなのに、「世界の大統領」であるオバマにとっては、それは非人道的な戦争犯罪ではなく、正当な自衛権の行使であり、自由と民主主義の守護者である米国は積極的に支持すると言うのである。

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オバマ政権の対日政策 (1) - サマ-ズとガイトナ-の新自由主義

オバマの対日経済政策_1オバマ新大統領の就任演説の細部にわたって、当の米国以上に熱心に解読作業をした日本国民と日本のマスコミは、オバマ政権の対日政策の中身に対して神経を集中させている。私の予想では、おそらくオバマ政権の対日政策には二つの任務と目的があり、二つのユニットが分業で任務を遂行するのではないかと思われる。二つの任務とは、一つは経済であり、もう一つは安全保障である。経済の面での目的は金融と産業の二つがある。金融の対日政策はこれまでと同じで、簡単に言えば、日本の富を米国に収奪することである。日銀にドルを買い支え続けさせ、日本の政府と民間に米国債を買わせ続け、日本の個人貯蓄の金融資産をドル資本に移し換え、米国経済にマネーを供給すること。産業の対日政策は、電気自動車の内燃仕様を米国のイニシアティブとして確立し、日本の自動車メーカーをアラインさせること。自動車を含めた工業製品の環境基準技術仕様を米国の産業界が主導策定する仕組みを作り、日本企業にカネを払わせて従わせ、国際標準にすること。

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佐藤優のオバマ演説解説 - 政治思想史的視角と復古反動の立場

佐藤優_1昨日(1/25)のサンデープロジェクトに佐藤優がテレビ初出演して、オバマ新大統領就任演説の解説をやっていた。冒頭にはクルーグマンが米国から生出演する企画も組まれていて、昨日の番組の視聴率は相当に上がったことだろう。佐藤優の解説について3点ほど。まず、R.ベラーの名前が飛び出てきたのに驚かされた。よく考えれば、佐藤優は同志社の神学部卒で宗教を勉強した学歴の持ち主であり、ベラーの市民宗教論の話が出てきても何の不思議もないが、そこからオバマ演説を新しい米国の国家神話の創設として意味づける視点は、多少の飛躍はありながらも議論としての面白さはある。岩波文庫になっている『徳川時代の宗教』の著者であるR.ベラーは、T.パーソンズの弟子であり、M.ウェーバーの方法的系譜を引く宗教社会学者である。私にとってのベラーの強烈な印象は、丸山真男への追悼文の素晴らしさであり、この機会にそのことを触れておきたい。現在、みすず書房の『丸山真男の世界』に所収されている研究者たちの追悼文の中で、最も感動的な文章がベラーの追悼文だった。

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映画『チェ28歳の革命』 - 配役の失敗、物語の不在、説明の欠如

ゲバラ_1テレビで多く取り上げられているので、映画『チェ28歳の革命』を見てきた。一言で言って、映画はヘボなのに、やたらに宣伝ばかり多く、「ゲバラ・インダストリー」、あるいは「ゲバラ資本主義」とでも言うような奇妙な現象が回っている。不快な感じを否めない。映画としては駄作であり失敗作である。この映画は、次に控えている『チェ39歳の手紙』に観客を誘導するための予告編でしかなく、本来なら二作に分けて商品にして興行するのは詐欺に等しい行為と言える。それだけ中身がなく物語がなく感動のない不完全な映画であり、どうしても二つに分割して公開しなければならないのなら、一作分は通常の料金の半額で切符を販売するべき映画だった。正直なところ、巧く騙されてボラれたという印象が強い。まだ見てない人のために忠告すれば、この映画はDVDをレンタルして見るべきで、映画館へ足を運んで見るべき作品ではない。大型スクリーンで見る映像の迫力や醍醐味も特になかった。脚本も映像もよくない。ドラマ性もなく、時代や歴史の説明もできていない。

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日米関係言説における植民地奴隷根性と司馬遼太郎の米国論

植民地奴隷_1今日(1/22)の朝日新聞を広げると、1、2、3、6、8、9、11面がオバマ新大統領関連の記事と特集で埋められ、社説は無論のこと、就任演説の全文が解説付きで掲載されていた。大きな世界のニュースだから、マスコミが大きく報道するのは当然だが、問題なのはその姿勢と論調で、あまりに一面的に積極的に評価し過ぎている。それは朝日だけでなく他の新聞やテレビも同じで、歓迎と祝祭一色で塗り潰されていて、まるで自国の元首の即位式を臣民に報道しているようで気分が悪くなる。ジャーナリズムの緊張感が全くない。朝日の社説は次のように言っている。「イスラム世界に対し『私たちは、新たな道を模索する』と述べ、これまでとはアプローチを変え、共通の利益と相互の尊敬に基づく関係を築きたいという意欲を示した」「ブッシュ時代には欠けていた他者への共感と謙虚さを感じさせた。国際協調主義への明確な転換である」。この朝日の評価は、私が昨日の記事で書いた演説への感想とは180度違う。私が感じたことは全く逆だった。

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オバマ新大統領の就任演説 - ガザの死屍累々で祝福された儀式

オバマ就任式_1
深夜にNHKの生中継で放送されたオバマ新大統領の就任演説を録画再生して二度ほど見た。ネット上には新聞社が演説を日本語訳して掲載している。おそらく演説原稿が先に外国のプレスに渡されて訳が出来上がっていたのだろう。ぶっつけ本番の同時通訳では、とてもあれほどの精度は出せないように思われる。例によって演説のスピードはどんどん速くなり、追いかける同時通訳も早口になって行った。最近の米国人は早口で、単位時間あたりに吐き出す単語量が多い。そして、ネットに上がっている新聞社の訳文よりもNHKの同時通訳の日本語の方が精度が高く、オリジナルの演説の格調の高さをよく出していた。翻訳した人間の英語能力の差が出ている。格調の高さは、独立革命の逸話に触れた最後の締めの件で一気に盛り上がり、歴史を回想させて米国人の自己認識と自己確信を呼び覚ます手法は、11月のシカゴの選挙戦勝利演説を思い起こさせるものだった。

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加藤紘一議員への手紙 - 文藝春秋に労働法制再規制の論文を

加藤紘一_1拝啓、加藤議員の日頃のご活動を注目して見守っております国民の一人です。昨年末は風邪をひかれていたそうですが、体調は元に戻られましたでしょうか。今日は、政界再編と派遣村問題に関してお尋ねとご提案の手紙を用意しました。昨年末(12/15)に出演されたサンデープロジェクトでのご発言を聞いた後、議員がHP上に発信されていた「非正規雇用者の首切りを救うのは」という短い文章を拝見しました。トヨタやいすゞやキャノンなどが冷酷な派遣切りを断行し、住居を追われた大量の元派遣労働者が発生してテレビで報道されていた時期のものです。大いに注目に値するので以下に長めに引用をします。「日本の非正規労働者は今1700万人を超え、働く人の3人に1人というところまできています。派遣労働者法の改正というのは、小渕内閣のときから進み始め、今度のアメリカ発の金融危機が起こる前から『この改正は、いざとなったら解雇自由、労働者を部品として弾力的に切り離せる仕組みだ』と用心されていたのですが、まさにそれが今、現実に起こっています」。

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政局 - 民主党政権の成立、民主党の分裂と政界再編、続く混乱

1月19日政局_1片山さつき議員から1/16に返事の記事が上がっていた。回答の内容には大いに首を傾げるが、国民からの質問に対して議員として答えようとする姿勢は評価できる。これまで何人かの国会議員に記事とメールで公開質問を発してきたが(細野豪志、浜四津敏子、蓮舫)、返信をくれたのは片山さつきが初めてとなる。耳の痛い批判に対しても耳を傾けた点は立派だ。返信に対してあらためて手紙を準備して、問題の議論を深めて行きたいと思う。正月からずっと派遣村問題を追いかけてきたので、今日は久しぶりに政局に目を転じたい。と言っても、私の関心の中核は依然として派遣村にあって離れない。それは何故かと言うと、そこに変革と未来の希望があり、日本人が生まれ変わる可能性が見えるからである。誰でも楽しいものやわくわくするものを見たいし追いかけたい。派遣村オールスターズの政治の動きに較べると、現在の政局のメインステージは貧相で矮小に見えて仕方なく、正直なところ、ほとんど何の興味も関心も起きないのである。

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福島瑞穂党首の「どきどき日記」記事回答 - 説明になっていない

福島瑞穂_1a1月15日の集会後にあった私との対論について、福島瑞穂党首のBLOGに記事が載っている。政治家らしく上手に(巧妙に)纏めている。福島瑞穂の記事は、私の昨日の報告記事より時間的に前に上げられたもので、それなりに気がかりではあったのだろう。両方の記事に書かれた内容を読んで、読者は当夜の10分間ほどの出来事を想像して欲しいが、恐らく、私のブログを長く読んでいる読者でなければ、福島瑞穂が記事で書いているマイルドな調子の説明で状況と議論を納得するだろうし、私の批判や主張に対して一方的で攻撃的な印象を持ち、何か思い上がった偏狭な市民が、人のいい福島党首に難癖をつけているように「事件」を認識することだろう。つまりそれだけ、福島瑞穂はマスコミでのイメージ作りに成功していて、完璧と言えるほどの好印象の一般評価を固めている。それは彼女の能力であり達成であり、優秀さの証明とも言える。テレビやラジオに出て、大衆から支持と票を集める人間はそうでなくてはいけない。

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1・15「派遣村からの大逆襲」集会報告 - 福島瑞穂との直接対論

抜本改正集会_1昨日(1/15)、神田の日本教育会館で「やっぱり必要!派遣法抜本改正」集会が開かれ、それに参加してきた。集まった人数は400名を超え、8階の会議室は満席で、立ち見や部屋の外に溢れる参加者も多くいた。TBSのカメラが入り、開始30分前から賑々しい雰囲気になっていた。この集会に、年末年始に大活躍した派遣村オールスターズが顔を揃えていて、これまで名前だけしか知らなかった者の顔を覚え、逆に顔だけしか知らなかった者の名前を覚えることができた。凄い集会で、一言で言えば、そこには新自由主義と対決する日本の最強の前衛集団が集結していた。新聞各紙が記事で報じているけれど、記事で受ける印象よりも会場の熱気は高く、興奮と感動の2時間半だった。私は、若いアーネスト・サトウが薩摩の革命志士たちを観察するように、派遣村運動の英雄たちの一人一人を目で追いかけていた。皆、元気だった。そして、マスコミに頻繁に出ているせいか、オーラが立っているような気配すら感じた。

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片山さつき議員への手紙 - 構造改革の見直しとけじめと転換を

片山さつき_1拝啓、議員がご活躍される様子を毎日マスコミで拝見させていただいている国民の一人です。今日は派遣村の問題でお尋ねとお願いの手紙を出すことにしました。新聞記事によりますと、片山議員は1月5日の派遣村院内集会に参加され、またそこで発言をされています。自民党の議員で集会に参加されたのは、厚労副大臣で派遣村に年始の実務対応で関わった大村議員を除けば片山議員だけであり、この点、大いに注目されます。また昨日(1/13)は、自民党本部で「セーフティネット政策勉強会」の設立会合を開かれたということで、おそらく発起人のお立場なのでしょうが、この点も目を惹くところです。2次補正の委員会採決と衆院本会議議決、渡辺議員の離党等慌しい国会情勢の中で40名の議員会合を成功させた点は立派で、また、その会合に湯浅誠氏が出席したというだけで、派遣村問題に関心を寄せる国民にとっては注目すべき政治の動きです。新聞は価値の高いニュースとして紙面に記事を載せるべきでした。 

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田中康夫代表への手紙 - TBSラジオでの派遣村発言について

田中康夫_1拝啓、たいへんごぶさたしております。一昨年は防衛省不祥事の追及の件で多大なご支援をいただきましてありがとうございました。早速で恐縮ですが、今回、ネットの中に1月5日に放送されたTBSラジオ番組『アクセス』の録音があり、田中代表が日比谷の派遣村についてお話をされている部分を拝聴いたしました。やはり、若干問題があると感じましたので、恐縮ながら気づいた点を申し上げます。ネットに上がっている音声情報は8分間のものです。実際の生放送ではもっと多くの時間を費やされてお話をされていたと察しますが、ここでは配信されているポッドキャストに即して申し上げます。最も気になった点は、録音記録の 2:00 と 5:30 の二度登場する件ですが、派遣村の運動が「湯浅さんが思い描いたものとは違う形に動いている」という指摘です。このラジオ放送での田中代表の説明では、「違う形」というのは、湯浅誠氏が当初から目的とした野宿者に対する人道援助的な取組みではなく、政党や労組が目的とする政治宣伝的な運動になっているという意味を示しているように取れます。

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鳩山由紀夫の裏切り - 1・11サンデ-プロジェクトと派遣村異端化戦術

派遣村1月12日_1昨日(1/11)のテレビ朝日の「サンデープロジェクト」で6党幹事長による討論企画があり、その中で派遣法改正問題について重要な動きがあった。新聞各紙がネットで報道しているが、結果としては新聞記事の説明にあるとおり、派遣先が派遣労働者を契約解除する際に、一時的な住宅確保と再就職の斡旋をする責任を負うという内容である。現時点の政治では、派遣問題はこの線で「与野党合意」が図られる見通しになり、製造業への派遣禁止は(朝日新聞の予測と思惑どおり)棚上げにされる格好になった。派遣問題幕引きの政治。昨日のテレビ放送をご覧になった方も多いと思うが、田原総一朗が最初からこの「合意」を狙って狡猾な司会運営をやり、民主党の鳩山由紀夫幹事長が、恐らくは田原総一朗と事前に打ち合わせをしていたのだろうが、視聴者が驚くような裏切りを演じ、公明党の北側一雄幹事長の誘いに乗るように、あっさりと「与野党合意」を固めてしまった。テレビを見ながら唖然としたが、これが政治というものである。

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法改正慎重論の論理矛盾 ? 内部留保論のスリカエと使い分け

派遣村?1月10日_11/9の衆院予算委の質疑で、今度は与謝野馨経済財政担当相の答弁があり、常用雇用化への努力を企業に求め、製造業派遣法制についても規制強化の検討の必要性を指摘した。舛添厚労相、河村官房長官に続いて3人目の閣僚による製造業派遣規制への前向き発言である。昨夜(1/9)の報道ステーションで少しだけ与謝野担当相の答弁が紹介されていたが、企業は従業員のものであり、顧客のものであり、単に株主や経営者のものではないという見解が示され、「何兆円にも及ぶ内部留保を持つ企業が、時給千円足らずの方の職を簡単に奪うことが本当に正しいのか」と述べて、企業に内部留保を使った雇用維持を求めていた。この発言は、1/5と1/7の河村官房長官の発言と符牒が合っている。無能で役立たずの麻生首相に代わって、政権内での与謝野担当相の存在感が大きくなっていて、12月の予算編成も与謝野担当相が仕切って取り纏めている。政府(官僚)を代表する政策指針は与謝野担当相の口から出るようになり、マスコミの注目度も高くなっている状況がある。

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製造業派遣問題を論じた各紙の社説 ? 中日・愛媛・中国・朝日

派遣村?1月9日_11/6のブログ記事で紹介した毎日新聞の社説に続いて、地方紙でも製造業派遣の禁止や規制についての社説が上がり始めた。特に注目すべきは1/7の中日新聞で、「製造業派遣?禁止に踏み切る時だ」とストレートに見出しを打ち、「政府は禁止に向けた法改正に取り組むべきだ」と堂々と主張している。素晴らしい。地方紙の雄である中日新聞のこの社説には心強い思いをさせられる。そしてまた、愛知県や東海地方の派遣切り被害の状況の深刻さを想像させられる。この社説は、1/6の経済3団体新年賀詞交換会で財界首脳が製造業派遣規制に強く反対し、夜のテレビのニュースで広く報道された翌日に掲げられたものであり、財界側の意向に対して敢然と挑戦する筆鉾になっている。これこそジャーナリズム。同じく、1/7の愛媛新聞でも「派遣労働?制度を抜本的に見直すべきだ」の見出しで社説が上げられ、「今回の窮状を招いた製造業への派遣労働を認める規定を見直すべきだ」と明確に主張している。愛媛新聞の社説は、派遣村の人々に対して「気の毒でならない」と言葉を添えている。

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政治戦としての派遣村攻撃 - みのもんたに暴言の謝罪と撤回を

派遣村?1月8日_1現在、特にネットの中で派遣村の運動に対して激しいバッシングが行われているらしい。「らしい」と書いたのは、状況は察知はしているが、2ちゃんねるやSNSの具体的な書き込みをトラックしてないので、そうした様子を伝える二次情報から概況を判断しているためである。私はそれらを意識的に読まないようにしている。不愉快であり、精神衛生によくないからである。ネット右翼と重なるこれらの新自由主義反動の害虫たちは、決して社会的多数を占めるものではないが、ネットの「場」を巧妙に使って自分たちを多数であるかのように偽装する術を知っている。これは政治であり、新自由主義の側からの巻き返しである。これから労働法制と資本法制が10年前以前に戻され、すなわち新自由主義のレジームが転覆されれば、株の配当で儲けて食っている人間たちは大損をするだろう。「勝ち組」の足下が揺らぐ。新自由主義社会の寄生虫たちは生息する環境を失う。彼らには彼らの利害があるのであり、政治戦に出て来るのは当然だ。

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製造業派遣問題をめぐる政治の攻防 - 湯浅誠は記者会見を開け

1月7日_1a坂本哲志による派遣村の人々への暴言を聞きつつ、蓮田で自殺した52歳の父親のことを考えながら、ふと思い浮かんだことがある。それは、炊き出しの行列に並んでいる人々の映像を見ると、やはり圧倒的に男性が多く、また、一般に「派遣切り」の言葉が表象させる若者世代だけでなく、中高年の年齢層も多くいるということである。そして、黒っぽい防寒着姿の外見を背中から撮った「野宿者の群れ」では想像が及びにくいことだけれども、彼らにも、実は家族がいるはずだということだった。30代の若者ならば、故郷に60代の親が生きている場合が少なくないだろう。50代や60代の男ならば、どこかに別れた妻や自分の子供が生きているはずだ。彼らは、そうした家族と切り離されて生きているのである。どこかで家族との絆が切れて、一人で生きて行くことになった人々である。彼らにも本当はどこかに子供がいる。そのことに思いを馳せると、坂本哲志やみのもんたの暴言の無神経や不当性がさらに際立ってくるように思われる。

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